ミステリー

冤罪晴らしの令嬢弁護士に、依頼は恩師を殺した、男の弁護

『令嬢弁護士桜子 チェリー・カプリース』鳴神響一(なるかみきょういち)さんの文庫書き下ろし現代ミステリー、『令嬢弁護士桜子 チェリー・カプリース』(幻冬舎文庫)を献本いただきました。本書は、美人で正義感の強いご令嬢ヒロイン、一色桜子が、被疑...
文庫

「2020年6月中旬の新刊(文庫)」をアップ

『頂上至極』|幻冬舎時代小説文庫2020年6月11日から6月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年6月中旬の新刊(文庫)」を掲載しました。今回は、幻冬舎時代小説文庫から刊行される、村木嵐(むらきらん)さんの『頂上...
単行本

最弱ヒーロー、北一が親分に代わり、難事件を解決できるか

『きたきた捕物帖』宮部みゆきさんの長編時代小説、『きたきた捕物帖』(PHP研究所)を紹介します。コロナ禍のステイホーム生活の中で、前向きになれる活力を与えてくれた時代小説の一冊です。舞台は江戸深川。いまだ下っ端で、岡っ引きの見習いでしかない...
ミステリー

気鋭の推理小説家たちが挑む、新作書下ろし御城ミステリー

『御城の事件〈東日本篇〉』二階堂黎人(にかいどうれいと)さん編集による、『御城の事件〈東日本篇〉』(光文社文庫)を入手しました。本書は、気鋭の推理小説家らの競演による、時代ミステリーのアンソロジーです。ある朝、川越城の外堀に浮かべられた一艘...
文庫

天草四郎の苦悩と、松平信綱の不安、島原の乱の真相を描く

『乱』矢野隆(やのたかし)さんの長編小説、『乱』(講談社文庫)を入手しました。本書は、江戸時代の前期に起こった、宗教戦争とも農民一揆ともいわれた島原の乱を描いた歴史時代小説です。著者は、2008年、『蛇衆』で第21回小説すばる新人賞を受賞し...