ミステリー

江戸の陰陽師、若き宮司と本草学者のバディが怪事件を追う

『弟切草 小烏神社奇譚』篠綾子さんの文庫書き下ろし時代小説、『弟切草 小烏神社奇譚(おとぎりそう こがらすじんじゃきたん)』(幻冬舎時代小説文庫)を入手しました。本書は、江戸・上野の奥まった場所にある、とある古い神社、小烏神社が舞台になって...
市井人情

元歌舞伎の女方で、長唄の師匠・音四郎には、秘密がいっぱい

『音四郎稽古屋手控 音わざ吹き寄せ』奥山景布子(おくやまきょうこ)さんの連作時代小説、『音四郎稽古屋手控 音わざ吹き寄せ』(文春文庫)を入手しました。著者は、幕末の歴史に大きくかかわった、美濃高須藩主の家に生まれた四人の兄弟を描いた『葵の残...
文庫

江戸のヨットレース、新酒番船を爽やかに描く、海洋時代小説

『新酒番船』佐伯泰英さんの文庫書き下ろし時代小説、『新酒番船(しんしゅばんふね)』(光文社文庫)を入手しました。灘で酒造りを行う「丹波杜氏」の見習の若者・海次(かいじ)が、新酒を江戸に運ぶ「新酒番船」に乗り込み、船乗りとして活躍していく海洋...
戦国

儒教思想を主題に朝鮮出兵を描く、直木賞作家のデビュー作

『天地に燦たり』川越宗一さんの長編歴史時代小説、『天地に燦たり』(文春文庫)を入手しました。著者は、明治から昭和にかけて、樺太アイヌの闘いと冒険を描いた長編小説『熱源』で、2020年、第162回直木賞を受賞しました。本書は著者のデビュー作で...
ミステリー

「2020年7月の新刊(単行本)」をアップ

2020年7月1日から7月31日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年7月の新刊(単行本)」を掲載しました。今月は、KADOKAWAから刊行される、諸田玲子さんの『女だてら』を紹介します。本書の紹...