人物

「2020年8月中旬の新刊(文庫)」をアップ

『戦の国』|講談社文庫2020年8月11日から8月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年8月中旬の新刊(文庫)」を掲載しました。今回は、講談社文庫の新刊、冲方丁(うぶかたとう)さんの『戦の国(いくさのくに)』を取...
剣豪

算盤は剣より強し。剣術バカ揃いの柳生家で異彩を放つ勘定侍

『柳生侍 真剣勝負(二) 始動』上田秀人さんの文庫書き下ろし時代小説、『柳生侍 真剣勝負(二) 始動』(小学館文庫)を入手しました。大坂一の唐物問屋淡海屋右七衛門の孫で、柳生但馬守宗矩の隠し子、一夜(かずや)は、宗矩に呼び出されて、勘定方の...
人物

醜女で琵琶名手の女官栄子に下された、悪左府頼長の密命とは

『悪左府の女』伊東潤さんの長編歴史時代小説、『悪左府の女』(文春文庫)を入手しました。保元の乱は、皇位継承や摂関家の内紛により、保元元年(1156)七月に起こりました。朝廷の内部抗争の解決に、源氏と平家の武士の力を借りたことから、鎌倉幕府に...
ミステリー

オタクの御駕籠之者が、幕閣を揺るがす大事件の渦中に

『へんぶつ侍、江戸を走る』亀泉きょう(かめいずみきょう)さんの長編時代小説、『へんぶつ侍、江戸を走る』(小学館)を献本いただきました。著者は、1984年京都市生まれで、本書がデビュー作になります。小学館が、この夏、一押しの新人作家ということ...
女性

色街で儚い夢を追う女と男の背中をそっと押す、おひろの物語

『女の厄払い 千住のおひろ花便り』稲田和浩さんの人情時代小説、『女の厄払い 千住のおひろ花便り』(祥伝社文庫)を入手しました。千住の飯盛旅籠・伊勢屋の遣り手・おひろを主人公にした、人情時代小説『そんな夢をあともう少し』に続く、「千住のおひろ...