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市井人情

若者は、漆黒の闇に明かりを灯すために脱藩し江戸を目指す

『地に滾る』 あさのあつこさんの長編時代小説、『地に滾る(ちにたぎる)』(祥伝社文庫)を入手しました。 本書は、天羽藩(あもうはん)の上士の嫡男、伊吹藤士郎の青春を描く、時代小説シリーズ三部作で、『天を灼く(てんをやく)』に続く第二作です。...
女性

妹が商いのライバルに。五鈴屋江戸店に最大の危機襲来

『あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇』 高田郁さんの文庫書き下ろし時代小説、『あきない世傳(せいでん) 金と銀(九) 淵泉(えんせん)篇』(ハルキ文庫)を入手しました。 大坂から江戸に進出した呉服太物商・五鈴屋(いすずや)の店主・幸(さち)...
エッセイ

妻の死、絶望のなかで生まれた、藤沢周平作品が読みたい

『藤沢周平 遺された手帳』 藤沢周平さんのひとり娘、遠藤展子(えんどうのぶこ)さんが、父の遺した手帳をまとめて解説した、『藤沢周平 遺された手帳』(文春文庫)を紹介します。 最近、新作時代小説を追うのにかまけて、藤沢周平作品から遠ざかってい...
ミステリー

妖怪が起こす事件を算法得意の新妻が解決、痛快ミステリ

『彩菊あやかし算法帖 からくり寺の怪』 青柳碧人(あおやぎあいと)さんの時代小説、『彩菊あやかし算法帖 からくり寺の怪』(実業之日本社文庫)を入手しました。 2020年の本屋大賞にノミネートされミステリー、『むかしむかしあるところに、死体が...
単行本

第26回中山義秀文学賞候補作決定。11月に公開最終選考会

9月14日(月)、第26回中山義秀文学賞(主催:中山義秀顕彰会、共催:白河市および中山義秀記念文学館)の第二次選考会において、最終候補3作品が決定しました。 今村翔吾さんの『八本目の槍』(新潮社)、木下昌輝さんの『まむし三代記』(朝日新聞出...