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剣豪

算盤は剣より強し。剣術バカ揃いの柳生家で異彩を放つ勘定侍

『柳生侍 真剣勝負(二) 始動』 上田秀人さんの文庫書き下ろし時代小説、『柳生侍 真剣勝負(二) 始動』(小学館文庫)を入手しました。 大坂一の唐物問屋淡海屋右七衛門の孫で、柳生但馬守宗矩の隠し子、一夜(かずや)は、宗矩に呼び出されて、勘定...
人物

醜女で琵琶名手の女官栄子に下された、悪左府頼長の密命とは

『悪左府の女』 伊東潤さんの長編歴史時代小説、『悪左府の女』(文春文庫)を入手しました。 保元の乱は、皇位継承や摂関家の内紛により、保元元年(1156)七月に起こりました。 朝廷の内部抗争の解決に、源氏と平家の武士の力を借りたことから、鎌倉...
ミステリー

オタクの御駕籠之者が、幕閣を揺るがす大事件の渦中に

『へんぶつ侍、江戸を走る』 亀泉きょう(かめいずみきょう)さんの長編時代小説、『へんぶつ侍、江戸を走る』(小学館)を献本いただきました。 著者は、1984年京都市生まれで、本書がデビュー作になります。 小学館が、この夏、一押しの新人作家とい...
女性

色街で儚い夢を追う女と男の背中をそっと押す、おひろの物語

『女の厄払い 千住のおひろ花便り』 稲田和浩さんの人情時代小説、『女の厄払い 千住のおひろ花便り』(祥伝社文庫)を入手しました。 千住の飯盛旅籠・伊勢屋の遣り手・おひろを主人公にした、人情時代小説『そんな夢をあともう少し』に続く、「千住のお...
人物

「2020年8月の新刊(単行本)」をアップ

2020年8月1日から8月31日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年8月の新刊(単行本)」を掲載しました。 今月は、集英社から刊行される、朝井まかてさんの『類』を紹介します。 森鴎外には、5人の...