2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!
伝奇

金銀と塩硝が眠る、飛騨の“幻の城”に織田信長の魔の手が…

『天離り果つる国 上』宮本昌孝さんの長編歴史時代小説、『天離り果つる国(あまさかりはつるくに)』(PHP研究所)の上下巻をご恵贈いただきました。『剣豪将軍義輝』や『ふたり道三』など、伝奇色豊かで夢中で読める、戦国時代エンターテインメント小説...
伝奇

「2020年11月上旬の新刊(文庫)」をアップ

『コルトM1847羽衣』|文春文庫2020年11月1日から11月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年11月上旬の新刊(文庫)」を掲載しました。今回は、月村了衛(つきむらりょうえ)さんの『コルトM1847羽衣』(...
文庫

藩政の大きな変革を見届けるため、若者は故郷に戻る

『人を乞う』あさのあつこさんの長編時代小説、『人を乞う(ひとをこう)』(祥伝社文庫)を入手しました。本書は、天羽藩(あもうはん)の上士の嫡男、伊吹藤士郎の青春を描く、『天を灼く』『地に滾る』に続く、時代小説シリーズ三部作の完結編です。藩の政...
人物

『商う狼』が、第10回「本屋が選ぶ時代小説大賞」を受賞

10月29日(木)、第10回「本屋が選ぶ時代小説大賞」選考会が行われ、永井紗耶子さんの『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』(新潮社)が受賞作に選ばれました。同賞は、文藝春秋の「オール讀物」編集部が主催する文学賞です。過去1年間に刊行された時代小...
人物

幕末から明治を生きた、絵師歌川芳藤の矜持と執念を描く

『おもちゃ絵芳藤』谷津矢車さんの長編時代小説、『おもちゃ絵芳藤』(文春文庫)を入手しました。本書は、2018年に第七回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞作です。江戸を代表する浮世絵師・歌川国芳の一門からは、歌川芳虎、歌川芳艶、落合芳幾、歌川芳藤...