2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!
ミステリー

荒木村重vs.黒田官兵衛、二人の武将の推理が戦国を動かす

『黒牢城』|米澤穂信|KADOKAWA米澤穂信さんの長編歴史小説、『黒牢城(こくろうじょう)』(KADOKAWA)を紹介します。これまで、戦国小説でも籠城ものは重苦しく感じて敬遠していましたが、豊臣二十万に包囲された小田原城を描く佐々木功さ...
単行本

壮絶な三木城合戦戦の裏側にあった、ひたむきな生の物語

『もろびとの空 三木城合戦記』|天野純希|集英社天野純希さんの長編歴史小説、『もろびとの空 三木城合戦記』(集英社)を紹介します。戦国の三木城というと、別所長治が信長に叛旗を翻した末に、羽柴秀吉の兵糧攻め、「三木の干し殺し」によって落城した...
単行本

鎌倉殿の時代に、執権北条義時が一人勝ちできた理由とは

『執権義時に消された13人―闘争と粛清で読む「承久の乱」前史』|榎本秋|ウェッジ作家で文芸評論家、出版プロデューサーの榎本秋(えのもとあき)さんの歴史読み物、『執権義時に消された13人―闘争と粛清で読む「承久の乱」前史』(ウェッジ)をご恵贈...
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観光地に出現した落ち武者の亡霊に、元SISの駐在が挑む

『SIS 丹沢湖駐在 武田晴虎II 聖域』|鳴神響一|ハルキ文庫鳴神響一(なるかみきょういち)さんの文庫書き下ろし警察小説、『SIS 丹沢湖駐在 武田晴虎II 聖域』(ハルキ文庫)をご恵贈いただきました。誘拐・人質救出のプロである、神奈川県...
ブックガイド

『文蔵2021.12』特集は、特殊設定ミステリが面白い

『文蔵2021.12』|PHP文芸文庫『文蔵2021.12』(PHP研究所・PHP文芸文庫)の特集は、巧みな仕掛けから、驚きの論理展開 特殊設定ミステリが面白い です。「特殊設定ミステリ」とは、合理的な空間であるミステリの作品世界に、パラレ...