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捕物

黒く塗れ 髪結い伊三次捕物余話(1)

土曜の夜、時間がまとまって取れたことと、読み味がよかったことから、『黒く塗れ―髪結い伊三次捕物余話』を一気に読了した。伊三次の女房、お文が妊娠中ということもあり、作中で江戸の出産について触れられている箇所があり、興味深かった。 … 「困りま...
伝奇

続巷説百物語(1)

最近、寝る前に30分ほど読み続けていた、京極夏彦さんの『続巷説百物語 (角川文庫)』を読了した。文庫版とはいえ、760ページ余りの分厚い本なので、布団の中で読むのには適しているとはいえない。しかも、妖怪をモチーフにしているので、就寝前の読書...
用語

時代小説用語辞典(1)

アマゾンのローテーションのおすすめ本で見てから気になっていた『時代小説用語辞典』を購入した。「鯉口を切る」とか「股立を取る」とか、時代小説を読んでいると、よく出ることばを解説したガイドブックだ。説明用のイラストも多くわかりやすい。電子辞書と...
芸道

利休遺偈(1)

日本の伝統的な芸術の一つ、茶道。戦国時代に武将や豪商の間で、茶の湯として隆盛を極め、織田信長や豊臣秀吉の時代を描いた時代小説では、題材として描かれることが多い。しかし、徳川家康が、茶道に関心が薄かったせいか、江戸時代を舞台にしたものでは、茶...
市井人情

蒼龍(1)

昨夜、たまたま付けたTVで、作家の山本一力さんが登場して、池波正太郎さんのダンディズムについて語っておられた。私も池波ファンのはしくれで、かつてそのエッセーに魅了された一人で、池波さんの教えが懐かしく思い出された。富岡八幡宮だろうか、神社を...