ブックガイド

『文蔵2022.5』特集は「ヘタレ」な主人公が愛おしい

『文蔵2022.5』|PHP文芸文庫『文蔵2022.5』(PHP研究所・PHP文芸文庫)の特集は、思わず応援したくなる! 「ヘタレ」な主人公が愛おしい です。特集は、宮部みゆきさんの「きたきた捕物帖」シリーズの第2弾『子宝船』の刊行を記念し...
人物

「2022年4月下旬の新刊(文庫)」をアップ

『八本目の槍』|今村翔吾|新潮文庫2022年4月21日から4月30日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2022年4月下旬の新刊(文庫)」を掲載しました今回は、今村翔吾さんの、長編歴史時代小説、『八本目の槍』(新潮文庫)を取り...
ミステリー

シャクシャインの呪いと、二人の小野派一刀流の遣い手の物語

『鬼哭の剣』|進藤玄洋|ハヤカワ時代ミステリ文庫進藤玄洋(しんとうげんよう)さんの文庫書き下ろし時代小説、『鬼哭の剣(きこくのけん)』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)を紹介します。「鬼哭」とは、goo国語辞書によると、「亡霊が浮かばれないで泣く...
女性

乙女心を隠して、女武芸者に扮して華麗に悪を討つ美男与力

『おんな与力 花房英之介(四)』|鳴神響一|双葉文庫鳴神響一さんの文庫書き下ろし時代小説、『おんな与力 花房英之介(四)』(双葉文庫)を紹介します。不慮の事故で亡くなった兄花房英之介に成り代わって、男装して町奉行所与力となった妹の志乃を主人...
女性

橋場の渡しの一膳飯屋に交錯する人々を描く市井小説、開幕

『橋場の渡し 名残の飯』|伊多波碧|光文社文庫伊多波碧(いたばみどり)さんの文庫書き下ろし時代小説、『橋場の渡し 名残の飯』(光文社文庫)を紹介します。隅田川縁の橋場の渡しにある、母娘で営む一膳飯屋を舞台に、その店に集う者たちの人間模様を描...