単行本

第167回直木賞候補に、永井紗耶子さんの『女人入眼』ほか

6月17日(金)、第167回直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会主催)の候補作品5作品が発表されました。歴史時代小説では、永井紗耶子さんの『女人入眼(にょにんじゅげん)』(中央公論新社)が候補作に選ばれました。『女人入眼』は、鎌倉時代前...
お気に入り

会えない日々が孫への愛を深める。わるじいの眠れない夜

『わるじい慈剣帖(九) ねむれない』|風野真知雄|双葉文庫風野真知雄さんの文庫書き下ろし時代小説、『わるじい慈剣帖(九) ねむれない』(双葉文庫)を紹介します。元目付で隠居の身の愛坂桃太郎は、息子が芸者・珠子に作らせた外孫の桃子の可愛さにメ...
人物

梅の歌に熱き想いを込めた、学者政治家・菅原道真の生涯

『あるじなしとて』|天津佳之|PHP研究所天津佳之さんの歴史小説、『あるじなしとて』(PHP研究所)を紹介します。2021年、鎌倉末期から南北朝時代を描いた『利生の人 尊氏と正成』で第12回日経小説大賞を受賞して、作家デビューした著者。第2...
ブックガイド

生誕100年、司馬遼太郎と池波正太郎。時代小説は生涯の友

『サライ 2022年7月号』|小学館シニア世代のライフスタイル提案情報誌、『サライ 2022年7月号』(小学館)を紹介します。普段はなかなか手に取ることがない雑誌ですが、7月号の「時代小説」は生涯の友、という特集タイトルのうまさに、惹かれて...
単行本

毒殺の鍵を握る、銀杏の彫り物女の正体とは? 北一、修業中

『子宝船 きたきた捕物帖(二)』|宮部みゆき|PHP研究所宮部みゆきさんの時代小説、『子宝船 きたきた捕物帖(二)』(PHP研究所)を紹介します。『子宝船 きたきた捕物帖(二)』は、小物を入れる文庫を売りつつ岡っ引き修業に励む北一と、風呂屋...