2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!
単行本

我が子を戦場に送り出す母と白虎隊の息子。幕末会津の物語

『鬼女』|鳴海風|早川書房鳴海風さんの長編歴史小説、『鬼女(おにおんな)』(早川書房)を紹介します。著者は、1991年に、天才和算家関孝和に師事し、円理を究めた高弟建部賢弘の生涯を描いた「円周率を計算した男」(同名で単行本・文庫化後に、二次...
ブックガイド

『文蔵2022.10』特集は、いま読み始めたい文庫シリーズ小説

『文蔵2022.10』|PHP文芸文庫『文蔵2022.10』(PHP研究所・PHP文芸文庫)の特集は、警察小説、ミステリー、時代小説からファンタジーまで いま読み始めたい文庫シリーズ小説 です。インタビューは、「新宿警察署特殊事案対策課」シ...
ミステリー

「2022年9月下旬の新刊(文庫)」をアップ

『名残の花』|澤田瞳子|新潮文庫2022年9月21日から9月30日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2022年9月下旬の新刊(文庫)」を掲載しました今回は、新潮文庫から刊行される、澤田瞳子さんの長編時代小説、『名残の花』を取...
人物

2023年大河ドラマ主人公、徳川家康を楽しむアンソロジー

『家康がゆく 歴史小説傑作選』|細谷正充編|PHP文芸文庫細谷正充編さんの編による歴史小説アンソロジー、『家康がゆく 歴史小説傑作選』(PHP文芸文庫)をご恵贈いただきました。2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」は、人質となった一人...
中国

言葉は人を動かす。唐・安史の乱で引き裂かれた兄と妹の運命

『震雷の人(しんらいのひと)』|千葉ともこ|文春文庫千葉ともこさんの長編歴史小説、『震雷の人(しんらいのひと)』(文春文庫)を紹介します。、著者は、2020年に本作で第27回松本清張賞を受賞してデビューし、2022年に2作目の『戴天』で、第...