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人物

ランチェスター戦略と織田信長

衆院選挙の報道で、小泉首相の愛読書として『信長の棺』が紹介され、ベストセラーになっている。時代小説好きということを知っている周りの人から、もう読んだ?って聞かれて、少し困っている。未読のままだ。主義主張があってというわけではないので、近日中...
歴史読み物

江戸を調べる、江戸がわかる

最近、時代小説に関連して、江戸の事物や人物について調べる必要があり、『大江戸まるわかり事典』という本を入手した。表紙には山東京伝の「江戸生艶気蒲焼(えどうまれうわさのかばやき)」の中の画を模したイラストが描かれ、「江戸っ子の常識277 時代...
武家

無外流の剣士と坐業

今、宮本昌孝さんの『夏雲あがれ』を読んでいる。東海の小藩で青春を送る三人の青年武士(新吾・太郎左・仙之助)が藩の存亡を賭けて巨悪と戦う時代小説。三人とも直心影流を学んでいるが、物語の中で無外流の剣士が登場し興味深い。 「昨日、安富さまに居合...
作家

藤沢周平の世界展に行ってきた

かねてから楽しみにしていた「藤沢周平の世界展」に行ってきた。世田谷文学館開館10周年記念ということで、常設展示を1階に移し、2階のフロア全部を使っての大規模な展示だった。夫人の管理がよいせいか、『溟い海』や『暗殺の年輪』などの初期の作品から...
市井人情

「御宿かわせみ」の第二世代

平岩弓枝さんの『鬼女の花摘み 御宿かわせみ30』を読了。久々に読んだこともあるが、自分と同じように、登場人物たちも年を重ねたんだなあとしみじみと思った。 るいや東吾、畝源三郎、麻生宗太郎らの子どもたちが、ただ成長したばかりでなく、立派に主役...