単行本

不忍池畔の出合茶屋を舞台に、元気をくれる江戸のお仕事小説

『れんげ出合茶屋』|泉ゆたか|双葉社泉ゆたかさんの長編時代小説、『れんげ出合茶屋』(双葉社)を紹介します。本年2022年の著者の活躍は目覚ましいものがあります。文庫オリジナルで、『朝の茶柱 眠り医者ぐっすり庵』と『恋ごろも お江戸縁切り帖』...
人物

江戸幕府260年の礎を築いた叡智。名言でたどる家康の生涯

『超約版 家康名語録』|榎本秋編訳|ウェッジ榎本秋(えのもとあき)さん編訳の歴史読み物、『超約版 家康名語録』(ウェッジ)をご恵贈いただきました。著者は、文芸評論家として活躍するかたわら、歴史に関する読み物や解説書を多数執筆されています。一...
剣豪

くらまし屋を追撃する暗黒街の凄腕たち。惣一郎にも好敵手が

『風待ちの四傑 くらまし屋稼業 8』|今村翔吾|時代小説文庫今村翔吾さんの文庫書き下ろし時代小説、『風待ちの四傑 くらまし屋稼業 8』を紹介します。本書は、飴細工屋を表稼業をもつ堤平九郎らが、依頼人のために命を賭けて、この世から人を晦(くら...
単行本

【報告】第5回書評家・細谷正充賞授賞式と気鋭の作家たち

2022年11月22日(火)、第5回書評家・細谷正充賞ならびに第3回書架の細充賞(一般社団法人文人墨客主催)の授賞式が、神保町の出版クラブホールで開催されました。当日の様子をレポートします。主催者を代表して、切り絵イラスト作家「かみきり仁左...
市井人情

失意の元同心が、岡っ引きとして捕物に関わり再起を図る

『十手魂「孫六」』|山田剛|角川文庫山田剛(やまだたけし)さんの長編時代小説、『十手魂「孫六」』(角川文庫)をご恵贈いただきました。著者は、2011年、「刺客―用心棒日和」で、第17回歴史群像大賞佳作を受賞し、改題した『大江戸旅の用心棒 雪...