単行本★時代小説新刊情報|2023年1月の新刊(1日→末日)
2023年1月1日から1月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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京極夏彦さんの『書楼弔堂 待宵』
舞台は明治30年代後半。古今東西のあらゆる本が揃うと評判の書舗“書楼弔堂”を徳富蘇峰がやってきました。蘇峰のほかにも探偵小説を書く以前の岡本綺堂、学生時代の竹久夢二……。そこには、迷える者達が、己の一冊を求め“探書”に訪れます。
日露戦争の足音が聞こえる激動の時代に、本と人とのを繋がりを見つめなおす、シリーズ第3弾。
奥山景布子さんの『元の黙阿弥』
日本が誇る世界遺産「歌舞伎」の歴史にその名を刻む千両役者たちに愛され、幕府や新政府の非道に黙々と抵抗し、新作・ヒット作を生み続けた芝居人・河竹黙阿弥の天晴な生涯を描く、歴史時代小説。
梓澤要さんの『あかあかや明恵』
武家に生まれた明恵(みょうえ)は、十六歳で出家。その学才を見込んだ東大寺、神護寺からの要請を断わる一方、釈迦のご遺誡を体現するために右耳を切り落としさえしました。承久の乱では、その教えに打たれた幕府軍の総大将・北条泰時が後に帰依したことでも知られます。華厳宗中興の祖を描く、著者の得意とする宗教歴史長編。
永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』
ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられました。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙はたくさんの人々から賞賛されました。二年の後、菊之助の縁者だというひとりの侍が仇討ちの顛末を知りたいと、芝居小屋を訪れますが……。
仇討ちの現場に居合わせた人々が自身の来し方を織り交ぜながら語る「木挽町のあだ討ち」の顛末、そしてその驚くべき真相は?
佐々木功さんの『たらしの城』
若き豊臣秀吉=木下藤吉郎が、天性の“ひらめき”と“愛嬌”で人心をつかみ、仲間を次々に増やしていきます。そして、ついには墨俣に一夜で城をつくってしまいます。織田信長も呆れ、足蹴にした男、その八面六臂の大活躍を描く、愉快、痛快な秀吉出世譚。
芦辺拓さんの『大江戸奇巌城』
学問好きのちせ、男装の浅茅、阿蘭陀人と遊女の間に生まれたアフネス、お家騒動から逃れた喜火姫、武術に優れた野風――少女たちは徳川12代将軍・家慶が治める御世に偶然出逢いました。やがて五人は、摩訶不思議な計画で世界統一を目論む存在と対峙することに!!
『大鞠家殺人事件』で第75回日本推理作家協会賞を受賞したミステリ界の鬼才が描く、江戸ミステリ。
山本一力さんの『固結び 損料屋喜八郎始末控え』奉公先の賭場で恋仲になった挙げ句、心中を図った男女。女を助けた損料屋の喜八郎は貸元と直談判に及びますが……。一方、喜八郎と秀弥の恋にも急展開が。人気シリーズ第5弾。
あさのあつこさんの『風を紡ぐ 針と剣 縫箔屋事件帖』
深川の縫箔(刺繍)屋・丸仙の娘、おちえの竹刀が盗まれました。おちえの父が大店のため縫い上げた花嫁衣裳にも不穏な影が忍び寄ります。剣の達人であった職人・一居もその気配に気づくことができなかった賊の意外な正体は!? おちえにも突然求婚者が現れて……。人気時代青春ミステリー〈針と剣〉シリーズ第3弾は、風雲急を告げます。
近衛龍春さんの『家康の血筋』
父の名は、徳川家康。長篠、関ヶ原、大坂の陣……、宿命を背負った〈天下人の息子たち〉の絶対に負けられない戦いを描く連作歴史小説。偉大なる父を持った息子たちはいかなる運命を辿ったのでしょうか。
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