単行本★時代小説新刊情報|2022年3月の新刊(1日→末日)
2022年3月1日から3月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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澤田瞳子さんの『漆花ひとつ』。
平安時代末期を舞台に、中・下層の人々を活写した五編の短編を収録した作品集。長編が多い作家には珍しい短編集で、武士の世の到来を予感させる、時代を切り取り描いているのか、興味深い1冊です。
岡田秀文さんの『維新の終曲』。
箱館で幕府軍として最後まで戦った元旗本の中野梧一と、元農民の奇兵隊士・卓介。維新後の新しい世の中で翻弄される二人の男を描く歴史ミステリーです。
新直木賞作家、今村翔吾さんの『幸村を討て』
大坂の陣では、昌幸、信之、幸村の真田父子と、徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永らの思惑が交錯しました。男たちを通して、誰も知らない真田幸村の謎を明らかにします。
村木嵐さんの『阿茶』。
美貌も有力な後ろ盾もない阿茶には、男を凌ぐ知恵がありました。夫亡き後徳川家康の側室に収まり、その才を生かし織田・豊臣の天下を生き延びます。阿茶の知られざる真実に迫る歴史小説です。
北方謙三さんの『チンギス紀 十三 陽炎』。
ダライ・ノールでひと冬を過ごしたチンギス・カンは、返礼としてホラズム国に大規模な使節団を派遣します。彼らはホラズム国のオトラルを経て、サマルカンドに向かおうとしていました。ところがその使節団は途中で襲われてしまいます。運命を分かつ事件が起きる第13巻。
藤原緋沙子さんの『菜の花の道 千成屋お吟』。
日本橋で「大江戸よろず案内所」の看板を掲げる『千成屋』の女将・お吟が、大金強奪とこじれた嫁姑の仲を解く、人情時代小説シリーズ第2弾です。江戸で生きる人々の心を癒します。
!おすすめ度
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■:新装版/復刊
♪ :気になる/チェックしたい
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