単行本★時代小説新刊情報|2022年1月の新刊(1日→末日)
2022年1月1日から1月1月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
→新刊情報リストを見る
伊東潤さんの『威風堂々(上)-幕末佐賀風雲録』『威風堂々(下)-明治佐賀風雲録』。
名君と謳われた佐賀藩主鍋島直正に、その才能を見いだされ、同じく熱い志を持つ仲間たちと、激動の幕末へ乗り出した若き大隈重信。西郷隆盛、坂本龍馬、岩崎弥太郎ら錚々たる志士たちとめぐり会い、佐賀の、そして日本の未来のために奔走する、します。近代国家・日本の礎を築いた重信の生涯を描く長編歴史小説です。
村木嵐さんの『にべ屋往来記』。
東海道から身延山道に入った万沢宿にある旅籠・にべ屋。関ケ原の戦いから十五年、にべ屋のような小さな宿屋にも、御上の探索方が探りを入れに来たり、素性の知れないお侍が訪れたり。今日もにべ屋には厄介事が持ち込まれて……。
西條奈加さんの『六つの村を越えて髭をなびかせる者』
江戸時代に蝦夷地に九度渡った実在の冒険家・最上徳内を描いた長編小説。徳内は、出羽国の貧しい農家に生まれながら、算学の才能に恵まれ、師の本多利明の計らいで蝦夷地見分隊に随行します。
朝井まかてさんの『ボタニカ』
小学校中退ながらも独学で植物研究に没頭した牧野富太郎は、「日本人の手で、日本の植物相(フロラ)を明らかにする」ことを志し、上京しました。貧苦にめげず、恋女房を支えに、不屈の魂で知の種(ボタニカ)を究め続けた稀代の植物学者を描く長編小説。
砂原浩太朗さんの『黛家の兄弟』。
『高瀬庄左衛門御留書』に続く、「神山藩シリーズ」第2弾。今度は17歳の武士が主人公。神山藩で代々筆頭家老の黛家の三男・新三郎は、兄たちとは付かず離れず、道場仲間の圭蔵と穏やかな青春の日々を過ごしていました。やがて、新三郎は、大目付を務める黒沢家に婿入りしましたた。そん中、黛家を揺るがす大事件が起こります。
蝉谷めぐ実さんの『おんなの女房』。
『化け者心中』で、第11回小説野性時代新人賞、第10回歴史時代作家協会新人賞、第27回中山義秀文学賞受賞を受賞した新鋭の第2弾。
時は文政。武家の娘・志乃は、歌舞伎を知らないままに役者のもとへ嫁ぎます。夫となった喜多村燕弥は、森田座で評判の女形。家でも女としてふるまう、女よりも美しい燕弥を前に、志乃は、わが身と夫の生き方に思いをめぐらします。
!おすすめ度
★:読みたい/入手したい
■:新装版/復刊
♪ :気になる/チェックしたい
●1月1日発売 文芸社 | |||||
『齟齬の果て 信長・光秀、其々の生き方』 | 佐伯現 | ||||
『眞鯉舞う』 | 五十嵐崇 | ||||
『常住のともしび』 | 兒玉波亭 | ||||
●1月1日発売 捕物出版 | |||||
『柳生石舟齋 第二巻』 | 五味康祐 | ||||
●1月6日発売 ABCアーク | |||||
『歴史人 2022年2月号』 | |||||
●1月6日発売 PHP研究所 | |||||
『歴史街道2022年2月号』 | |||||
●1月6日発売 SBクリエイティブ・SB新書 | |||||
『歴史をなぜ学ぶのか』 | 本郷和人 | ||||
●1月6日発売 朝日新聞出版 | |||||
『歴史道 Vol.19』 | |||||
●1月7日発売 筑摩書房・ちくま新書 | |||||
『縄文vs.弥生 ――先史時代を九つの視点で比較する』 | 設楽博己 | ||||
『邪馬台国再考 ――女王国・邪馬台国・ヤマト政権』 | 小林敏男 | ||||
●1月7日発売 中央公論新社 | |||||
★ | 『威風堂々(上)-幕末佐賀風雲録』 | 伊東潤 | |||
★ | 『威風堂々(下)-明治佐賀風雲録』 | 伊東潤 | |||
●1月7日発売 朝日新聞出版 | |||||
♪ | 『創世の日 巨大財閥解体と総帥の決断』 | 江上剛 | |||
●1月11日発売 文藝春秋 | |||||
★ | 『にべ屋往来記』 | 村木嵐 | |||
●1月11日発売 郁朋社 | |||||
『長吏頭 弾左衛門の親-西陣大火の秘密』 | 宮田隆 | ||||
●1月12日発売 PHP研究所 | |||||
★ | 『六つの村を越えて髭をなびかせる者』 →記事:「2022年1月の新刊(単行本)」をアップ |
西條奈加 | |||
●1月12日発売 花鳥社 | |||||
『枕草子つづれ織り 清少納言、奮闘す』 | 土方洋一 | ||||
●1月12日発売 祥伝社 | |||||
★ | 『ボタニカ』 | 朝井まかて | |||
●1月13日発売 講談社 | |||||
★ | 『黛家の兄弟』 →記事:家老家の兄弟に、政争の嵐が。注目「神山藩」シリーズ第二弾 |
砂原浩太朗 | |||
●1月13日発売 左右社 | |||||
♪ | 『男の愛 たびだちの詩』 | 町田康 | |||
●1月18日発売 平凡社・平凡社新書 | |||||
『津田梅子: 明治の高学歴女子の生き方』 | 橘木俊詔 | ||||
●1月19日発売 講談社・講談社現代新書 | |||||
『平安京の下級官人』 | 倉本一宏 | ||||
●1月19日発売 中央公論新社 | |||||
♪ | 『竜血の山』 | 岩井圭也 | |||
●1月20日発売 文藝春秋・文春新書 | |||||
『伊賀の人・松尾芭蕉』 | 北村純一 | ||||
●1月20日発売 捕物出版 | |||||
『まん姫様捕物控』 | 五味康祐 | ||||
●1月21日発売 ホビージャパン | |||||
『小説 刀剣幻想曲 三日月宗近、山鳥毛、にっかり青江……刀をめぐる九つの物語』 | |||||
●1月21日発売 河出書房新社・KAWADE夢新書 | |||||
『荘園から読み解く 中世という時代』 | 武光誠 | ||||
●1月21日発売 新潮社 | |||||
『小説新潮 2022年 02 月号』 | |||||
●1月21日発売 文藝春秋 | |||||
『オール讀物2022年2月号 (大人の恋愛小説大賞)』 | |||||
●1月21日発売 祥伝社 | |||||
『小説NON 2022年 02 月号』 | |||||
●1月24日発売 KADOKAWA | |||||
『明治天皇の聖蹟を歩く 東日本編』 | 打越孝明 | ||||
●1月24日発売 岩波書店・岩波新書 | |||||
『幕末社会』 | 須田努 | ||||
●1月26日発売 河出書房新社・河出新書 | |||||
『鎌倉殿と13人の合議制』 | 本郷和人 | ||||
●1月26日発売 幻冬舎 | |||||
♪ | 『かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖』 | 宮内悠介 | |||
●1月26日発売 星海社・星海社新書 | |||||
『異端戦国史の最高傑作・完全復刻! 信長殺し、光秀ではない』 | 八切止夫 | ||||
●1月26日発売 文藝春秋・文藝春秋企画出版 | |||||
『田沼意次 百年早い開国計画 海外文書から浮上する新事実』 | 秦新二、竹之下誠一 | ||||
●1月27日発売 双葉社 | |||||
『小説推理 2022年3月号』 | |||||
●1月28日発売 KADOKAWA | |||||
★ | 『おんなの女房』 →記事:歌舞伎を知らない女房と、評判の女形の夫、恋物語の幕が開く |
蝉谷めぐ実 | |||
●1月28日発売 双葉社 | |||||
『図説 吉原遊郭のすべて』 | エディキューブ編集 | ||||
●1月31日発売 新典社 | |||||
『女性死刑囚の物語―明治の毒婦小説と高橋お伝』 | 板垣俊一 |
↑ (単行本)新刊情報Topへ|← (単行本)2021年12月の新刊|(単行本)2022年2月の新刊 →