単行本★時代小説新刊情報|2021年5月の新刊(1日→末日)
2021年5月1日から5月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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岡田鯱彦さんの『駒形堂の藤吉親分捕物話』。
『源氏物語』の幻の続編をめぐり、紫式部と清少納言が推理を競う歴史ミステリー『薫大将と匂の宮』の著者で、国文学者の岡田鯱彦さんの最後の捕物小説です。
志川節子さんの『博覧男爵』。
幕末のパリ万博で欧米文化の底力を痛感して、武力に頼らない日本の未来を開拓を目指して、日本で初めての博物館を創った男、田中芳男を描いた長編小説。
澤田瞳子さんの『星落ちて、なお』。
不世出の絵師・河鍋暁斎を父に持った娘・暁翠の数奇な人生を描く一代記。暁斎の死後、父の影に翻弄され、家族たちと河鍋一門の行末は、暁翠(とよ)の双肩にかかっていました。
柴田哲孝さんの『幕末紀』。
宇和島藩伊達家の家臣柴田快太郎を四世代前の祖先、高祖父にもつ著者。八代藩主伊達宗城の密命を受け脱藩したという残された伝説をもとに、幕末の動乱を描く歴史小説。
門井慶喜さんの『なぜ秀吉は』。
わずか6年半だけの主都となった肥前名護屋を舞台に繰り広げられた天下人豊臣秀吉の最期の仕事と人間ドラマを描いた歴史小説。
幡大介さんの『シャムのサムライ 山田長政』。
鎖国前の江戸時代初期、駿河の大名家の駕籠舁きから、海を渡りシャムで国王の傭兵として戦い、総督に昇りつめた男、山田長政の生涯を描く長編小説。
谷津矢車さんの『吉宗の星』。
紀州藩主・徳川光貞の三男として生を享けた新之助(後の吉宗)は、生母の身分の低さゆえに、城内ではなく家臣の家に住まわされました。虐げられた母を救いたいと願う新之助の運命は激しく動き出します。
梓澤要さんの『華の譜: 東福門院徳川和子』。
徳川秀忠とお江与の五女として生まれた和子は、大坂夏の陣以来続く不穏な空気のなか後水尾天皇に嫁ぎました。天皇家に嫁いだ家康の孫娘の波乱万丈の生涯を描いた歴史小説。
奥山景布子さんの『流転の中将』。
会津藩主・松平容保の弟で桑名藩主松平定敬。新政府から敵視された桑名藩は先代当主の遺児を立て恭順に方針を変え、定敬は帰国できずに越後、箱館と義を求めて戦い続けました。高須四兄弟を描いた『葵の残葉』の著者の最新長編です。
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