単行本★時代小説新刊情報|2020年10月の新刊(1日→末)
2020年10月1日から10月31日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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小島環さんの『泣き娘』。
舞台は中国、唐の時代。ひとの葬儀で女装をして泣くことを生業とする少年の苦悩と成長、そして友情を描く、歴史青春ミステリ小説。
著者は、2014年「三皇の琴 天地を鳴動さす」(単行本『小旋風の夢絃』に改題)で第9回小説現代長編新人賞を受賞してデビュー。
宮本昌孝さんの『天離(あまさか)り果つる国(上)(下)』。
飛騨の“幻の城”に織田信長の魔の手が……。天才軍師・竹中半兵衛の愛弟子津田七龍太と白川郷を治めるのは内ケ嶋氏理の娘・紗雪が立ち上がります。
戦国エンターテインメント歴史小説です。
花村萬月さんの『くちばみ』。
古く蝮を「くちばみ」と呼びました。下剋上を成し遂げながらも実子に殺される斎藤道三の生涯を、三代にわたる「父子の相克」をテーマに活写する新感覚時代小説です。
木下昌輝さんの『戀童夢幻』。
純白の死装束をまとった美少年の踊り手・加賀邦ノ介が、信長を前に舞い始めました。妖にも似た魅力で、信長、千宗易、家康ら戦国の猛者に対峙し、歴史を動かした流浪の芸能者の正体とは?
天野純希さんの『乱都』。
都には人を滅びに導く魔物が棲んでいます。応仁の乱から室町幕府崩壊まで、戦いと裏切りに明け暮れた七人の男たちの生きざまを描く連作集。
★2020/10/11 追記
渋谷雅一さんの『質草女房』。
本年度(2020年度)、第12回角川春樹小説賞受賞作「すっきりしたい」を単行本化にあたって改題した作品。
幕末に取り残された男、質草にされた女、明治へと駆け急ぐ男。三人の生き様を描いたエンターテインメント時代小説。
★2020/10/23 追記
蝉谷めぐ実さんの『化け者心中』。
本年度(2020年度)、第11回小説野性時代新人賞受賞作。
江戸は文政年間。足を失い絶望の底にありながらも毒舌を吐く元役者と、彼の足がわりとなる心優しき鳥屋。この風変りなバディが、鬼の正体暴きに乗り出す……。
★2020/10/28 追記
河治和香さんの『ニッポンチ! 国芳一門明治浮世絵草紙』。
新しい時代の生き方を模索し、明治を生きた、絵師歌川国芳の次女お芳と弟子たちを描く、長編小説。おかしくてちょっと切なく愛しい物語です。
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