単行本★2020年7月の新刊

単行本★時代小説新刊情報｜2020年7月の新刊（1日→末）

2020年7月1日から7月31日の間に、単行本（新書含む）で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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講談社から、乃南アサさんの『チーム・オベリベリ』が出ます。
明治時代、オベリベリと呼ばれた北海道帯広の開拓に身を投じた若者たちを描く大長編小説です。

KADOKAWAの新刊では、諸田玲子さんの『女だてら』に注目。
男装の麗人として名高い、漢詩人・原采蘋（はらさいひん）の人生を描く圧巻の時代ミステリです。

実業之日本社からは、あさのあつこさんの『風を結う針と剣縫箔屋事件帖』が刊行されます。
武士の身分を捨て、深川の縫箔屋に弟子入りした若者と、剣術を愛する縫箔屋の娘の葛藤と成長を描く、時代青春ミステリーです。

集英社では、北方謙三さんの『チンギス紀八杳冥』が楽しみです。
大きな戦が終わり、ついにモンゴル族は統一されました。敗れた者たちはそれぞれに逃げ延び、その中にはテムジンの首を狙い続ける者もいました。

鈴木輝一郎さんの『光秀の選択』が気になります。織田につくか、足利将軍につくか。義昭元服から槇島城の戦いまでを描く戦国時代小説です。

上田秀人さんの『陽眠る』は、慶応四年、鳥羽伏見の戦いの後、北へ向かう、開陽丸の艦将・榎本釜次郎武揚を描く、歴史時代小説です。

輪渡颯介さんの『悪霊じいちゃん風雲録』は、元気すぎる二人のお迅ちゃんが幽霊になって大暴れする、ユーモア悪霊時代小説です。

夢枕獏さんの『大江戸火龍改』は、江戸を舞台にした怪異小説。桜の下で催された茶会で起こった怪奇な事件の謎を、妖退治屋をなりわいとする遊斎が、飴売りの土平、平賀源内らとともに追います。

★2020/07/24追記
泉ゆたかさんの『江戸のおんな大工』は、おんな大工・峰が普請を通して人々の心を救う、お江戸お仕事小説です。

！おすすめ度
★：読みたい／入手したい
■：新装版／復刊
♪ ：気になる／チェックしたい

●7月1日発売　文芸社
	『キリシタンの海』	宮内図書
	『梅花一枝塩谷朝業と右大臣・源実朝』	原沢晃一
●7月1日発売　メイツ出版
	『京都歴史地図あの事件はここで起こった! 平安から幕末までの歴史がわかる』	「京都歴史地図」編集室
	『大阪ぶらり古地図歩き歴史探訪ガイド改訂版』	大阪歴史文化研究会
●7月1日発売　悠光堂
	『戦国三代と天下人―芦田(依田)氏の軌跡から』	市村到
●7月2日発売　講談社
★	『チーム・オベリベリ』	乃南アサ
●7月2日発売　山川出版社
	『隠れた名城日本の山城を歩く』	小和田哲男監修
●7月3日発売　春陽堂書店
	『完本人形佐七捕物帳四』	横溝正史
●7月3日発売　歴史春秋出版
	『混成オムニバス長編詩幻影陸奥共和国』	天瀬裕康
●7月3日発売　風媒社
	『古地図で楽しむ富士山』	大高康正編著
●7月3日発売　小学館
	『逆説の日本史 25: 明治風雲編日英同盟と黄禍論の謎』	井沢元彦
●7月6日発売　新葉館出版
	『音吉伝―知られざる幕末の救世主―』	篠田泰之
●7月8日発売　中央公論新社
	『明治を生きた男装の女医-高橋瑞物語』	田中ひかる
	『ワイド版マンガ日本の古典１-古事記』	石ノ森章太郎
	『ワイド版マンガ日本の古典2-落窪物語』	花村えい子
●7月8日発売　淡交社
	『高山彦九郎寛政三奇士の一、京都をゆく (日本の旅人)』	野間光辰
●7月8日発売　今井出版
	『半夏生　画聖・雪舟の生涯』	橋本升治
●7月8日発売　講談社・講談社ノベルス
	『古事記異聞京の怨霊、元出雲』	高田崇史
●7月8日発売　講談社
★	『大江戸火龍改』	夢枕獏
●7月9日発売　KADOKAWA
★	『女だてら』 →記事：「2020年7月の新刊（単行本）」をアップ	諸田玲子
●7月9日発売　日本経済新聞出版・日経プレミア
	『日本史ひと模様』	本郷和人
●7月9日発売　郁朋社
	『春嶽と雪江ーこの身はこの君にいたすべきことー』	東洵
●7月9日発売　ユニオンプレス
	『小谷城主浅井長政の謎　なぜ、信長に刃向かったのか』	香水敏夫
●7月9日発売　臨川書店
	『日記から読む摂関政治』	古瀬奈津子、東海林亜矢子
●7月10日発売　TOブックス
	『異伝淡海乃海~羽林、乱世を翔る～1』	イスラーフィール
●7月10日発売　実業之日本社
★	『風を結う針と剣縫箔屋事件帖』	あさのあつこ
●7月10日発売　宮帯出版社
	『信長の自己神格化と本能寺の変』	笠谷和比古
●7月10日発売　さくら舎
	『天才渋沢栄一 ―明治日本を創った逆境に強い男と慶喜』	星亮一
●7月13日発売　朝日新聞出版・朝日新書
	『清須会議秀吉天下取りのスイッチはいつ入ったのか?』	渡邊大門
●7月14日発売　雄山閣
♪	『万葉の打毬』	熊木敏郎
●7月15日発売　集英社
★	『チンギス紀八杳冥』	北方謙三
●7月15日発売　集英社インターナショナル
	『サムライ留学生の恋』	熊田忠雄
●7月15日発売　角川春樹事務所
★	『陽眠る』	上田秀人
●7月15日発売　郁朋社
	『甲江和与、流れ』	田島高分
●7月16日発売　早川書房
★	『悪霊じいちゃん風雲録』 →記事：二人の悪霊おじいちゃんが孫を困らす、大江戸ユーモア怪異譚	輪渡颯介
●7月17日発売　光文社
	『哄（わら）う北斎』	望月諒子
	『愛犬の日本史: 柴犬はいつ狆と呼ばれなくなったか』	桐野作人、吉門裕
●7月17日発売　平凡社・平凡社新書
	『愛犬の日本史: 柴犬はいつ狆と呼ばれなくなったか』	桐野作人、吉門裕
	『平賀源内: 「非常の人」の生涯』	新戸雅章
●7月17日発売　世界思想社
	『京都発・庭の歴史』	今江秀史
●7月18日発売　岩波書店・岩波新書
	『景観からよむ日本の歴史』	金田章裕
●7月20日発売　朝日新聞出版
	『加門七海の鬼神伝説』	加門七海
●7月20日発売　中央公論新社・中公新書
	『北朝の天皇-「室町幕府に翻弄された皇統」の実像』	石原比伊呂
●7月20日発売　戎光祥出版
	『松江・城下町ものがたり』	西島太郎
●7月20日発売　展転社
	『最終結論「邪馬台国」はここにある』	長浜浩明
●7月20日発売　捕物出版
♪	『河内山宗俊懐中思案（下）』	島田一男
●7月22日発売　東京堂出版
	『乱世の天皇観応の擾乱から応仁の乱まで』	秦野裕介
●7月29日発売　KADOKAWA
★	『江戸のおんな大工』 →記事：おんな大工・峰が江戸の住宅問題を解決する、お仕事人情小説	泉ゆたか
●7月30日発売　曹操社
	『曹操 (4) 卑劣なる聖人』	王暁磊著)、後藤裕也監訳
●7月30日発売　毎日新聞出版
★	『光秀の選択』 →記事：義昭か、信長か。本能寺の変の10年前の、光秀の選択とは	鈴木輝一郎
●7月30日発売　小学館・小学館新書
	『邪馬台国は別府温泉だった!: 火山灰に封印された卑弥呼の王宮』	酒井正士
●7月30日発売　幻冬舎
	『敗れし者なれど』	石田光名
●7月31日発売　勉誠出版
	『お伽草子超入門』	伊藤慎吾
●7月31日発売　文学通信
	『ここまでわかった戦国時代の天皇と公家衆たち: 天皇制度は存亡の危機だったのか? 新装版』	神田裕理編
●7月31日発売　宝島社
	『NHK『DJ日本史』もっとざんねんな日本史偉人伝』	NHK『DJ日本史』制作班
●7月31日発売　KADOKAWA
♪	『蒼天の王土』	篠原悠希