2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

時代小説●2025年2月下旬の新刊情報(文庫)

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時代小説●文庫新刊情報|2025年2月下旬の新刊(21日→月末)

2025年2月21日から2月末日にかけて文庫で発売される時代小説の新刊情報をお届けします。おすすめの新刊の紹介文は、Amazonの内容紹介より抜粋・編集しています。各タイトルには、Amazon.co.jpの詳細紹介ページへのリンクを設定しています。 新刊情報リストを見る

中公文庫
逢坂剛さんの『ブラック・ムーン』
新選組副長・土方歳三は、箱館で落命した——はずでした。しかし、頭部に被弾し記憶を失った土方は、「内藤隼人」と名を変え、彼を慕う時枝ゆらとともにアメリカ西部へと渡ります。
隼人は、自らの命を狙う元新選組隊士・高脇との決闘の末、谷底へと落下してしまいます。瀕死の隼人を救ったのは、トウオムア(黒い月)と名乗る謎の女性でした。彼女の目的とは一体何なのでしょうか。
また、隼人の行方不明により、ゆら、ピンキー、ボナーたちにも大きな転機が訪れます。サムライたちの旅路は、ついに終着点へと向かいます。
書き下ろし短編「死者の手札」を特別収録しています。

角川文庫
馳月基矢さんの『日本橋恋ぞうし(二) 瑠璃の脇差』
日本橋で骨董商を営む佐久良屋に、訳あって武家から嫁いだおるう。若おかみとして奮闘するなか、少しずつ心を開き始めた夫・燕七とともに銘茶問屋を訪れた際、夜中に猫のような声で鳴くという、いわくつきの三味線を預かることになります。
佐久良屋でも不気味がられる三味線の謎を解き明かすため、おるうは読売屋の不二之助に助けを求めます。佐久良屋で巻き起こる事件を通じ、二人は次第に心を通わせていきます。やがて明かされる、彼らの結婚に隠された秘密とは——?
江戸の情緒あふれる、ときめきの恋物語です。

風野真知雄さんの『寿司銀捕物帖 マグロの戯れ』
日本橋で評判の寿司屋〈銀寿司〉を営むすし職人・銀蔵。実は、かつて凄腕と名高い岡っ引きでした。ある日、かつての盟友である同心・谷崎が病で出仕できなくなり、彼の息子・十四郎の相棒として十手を預かってほしいと頼まれます。銀蔵は、再び江戸の平和を守るために立ち上がることを決意します。
やがて、惨殺された河岸の卸業者・浜五郎の死に「マグロの牡牝」が関わっていることが判明し——。
握りも謎解きも超一流。時代小説界に新たなヒーローが登場する、注目のシリーズです。

馳星周さんの『月の王』
暴力と陰謀が渦巻く都市・上海。帝国陸軍の特務機関に所属する伊那雄一郎は、駆け落ちした侯爵令嬢・一条綾子の身柄を確保する密命を受けます。ともに任務に就くのは、普段は天皇の護衛を務めるという、異様な殺気を放つ男・大神。
しかし、行動を開始した二人は、早々に中華民国の特務機関・藍衣社の急襲を受けます。中華最強の男が率いる戦闘集団との壮絶な戦いが、今始まります。
史上最大級のスケールで描かれる、圧巻のアクション超大作です。

新潮文庫
葉真中顕さんの『灼熱』
日本からはるばる海を渡ってきた比嘉勇と、現地で育った移民二世の南雲トキオ。ブラジルの入植地で出会った二人は、親友となります。
しかし、終戦を迎えると状況は一変します。祖国の大勝利を信じる「勝ち組」と、敗北を知る「負け組」の間で抗争が勃発し、二人の絆は引き裂かれてしまいます。
分断、憎悪——。遠い異国の地で、日本人が同胞に銃口を向けるという悲劇。そして、運命に翻弄された二人が再び交わるとき、何が起こるのでしょうか。
絶賛を浴び、渡辺淳一文学賞に輝いた、圧巻の群像劇です。

長浦京さんの『プリンシパル』
非情と外道が、この家の規律でした——。
1945年、東京。関東最大級の暴力組織・水嶽本家の一人娘である綾女は、父の訃報を受けて帰郷し、「組長代行」を務めることを余儀なくされます。戦後の混乱期を牛耳るヤクザたちの熾烈な抗争、利権を貪るGHQ、さらにはそれらを利用しようとする大物議員たち。
流血も硝煙も、権力の策謀すらも恐れぬ究極の「悪女」と化した綾女は、どのような結末を迎えるのでしょうか。
一気読み必至の超弩級ピカレスク・ロマン、堂々開幕です。

二見時代小説文庫
伊丹完さんの『狗の功名 大江戸秘密指令7』
銀八は、かつて猿吉と名乗っていました。しかし、本当の生まれも名も分からぬまま育ち、盗人の道に入りました。ところが、親方を殺されたことをきっかけに、火盗改の狗となります。
やがて、幇間の銀八として隠密長屋を盗人長屋と思い込み探りを入れていましたが、その正体が見破られ、今度は勘兵衛たちの狗となることに。そんな中、銀八はお座敷で町医者と薬種商による悪巧みを知ります。
実はこの二人、隠密・お梅の父である御殿医の元弟子でした。彼らの陰謀を阻止すべく、隠密たちは動き出します——。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい

●2月21日発売 ディスカヴァー・トゥエンティワン
『蔦屋重三郎の慧眼』 車浮代 『蔦屋重三郎の慧眼』
●2月21日発売 中央公論新社・中公文庫
『万博からみた音楽史』 井上さつき 『万博からみた音楽史』
『ブラック・ムーン』 逢坂剛 『ブラック・ムーン』
『悪人列伝-大河ドラマ篇』 海音寺潮五郎 『悪人列伝-大河ドラマ篇』
●2月25日発売 KADOKAWA・メディアワークス文庫
『萌梅公主偽伝〈上〉』 都月きく音 『萌梅公主偽伝〈上〉』
●2月25日発売 KADOKAWA・角川文庫
『日本橋恋ぞうし(二) 瑠璃の脇差』 馳月基矢 『日本橋恋ぞうし(二) 瑠璃の脇差』
『小説 劇場版モノノ怪 火鼠』 新八角 『小説 劇場版モノノ怪 火鼠』
『寿司銀捕物帖 マグロの戯れ』 風野真知雄 『寿司銀捕物帖 マグロの戯れ』
『虎の城 上』 火坂雅志 『虎の城 上』
『虎の城 下』 火坂雅志 『虎の城 下』
『成り上がり弐吉札差帖 棄捐令(二)』 千野隆司 『成り上がり弐吉札差帖 棄捐令(二)』
『風の忍び 三、影の剣』 鈴峯紅也 『風の忍び 三、影の剣』
『月の王』
→記事:「時代小説●2025年2月中旬の新刊情報(文庫)」を公開
馳星周 『月の王』
『北条は退かず(中) 御館の乱と天下争乱』 近衛龍春 『北条は退かず(中) 御館の乱と天下争乱』
『脳科学捜査官 真田夏希 ダーティ・クリムゾン』 鳴神響一 『脳科学捜査官 真田夏希 ダーティ・クリムゾン』
『宮中は噂のたえない職場にて 四』 天城智尋 『宮中は噂のたえない職場にて 四』
『裏の顔 名無しの権兵衛悪党狩』 藤井邦夫 『裏の顔 名無しの権兵衛悪党狩』
●2月25日発売 PHP研究所・PHP文芸文庫
『文蔵2025.3(特集:小説で「二・二六事件」の裏に迫る)』 「文蔵」編集部編集 『文蔵2025.3(特集:小説で「二・二六事件」の裏に迫る)』
●2月25日発売 春陽堂書店・春陽文庫
『乱世玉響ー蓮如と女たちー』 皆川博子 『乱世玉響ー蓮如と女たちー』
●2月25日発売 宝島社・宝島SUGOI文庫
『僧侶はなぜ仏像を破壊したのか 国宝に秘められた神仏分離・廃仏毀釈の闇』 古川順弘 『僧侶はなぜ仏像を破壊したのか 国宝に秘められた神仏分離・廃仏毀釈の闇』
●2月26日発売 二見書房・二見時代小説文庫
『敵は江戸家老 北町の爺様6』 牧秀彦 『敵は江戸家老 北町の爺様6』
『上方みやげ 小料理のどか屋 人情帖43』 倉阪鬼一郎 『上方みやげ 小料理のどか屋 人情帖43』
『狗の功名 大江戸秘密指令7』 伊丹完 『狗の功名 大江戸秘密指令7』
●2月28日発売 PHP研究所・PHP文庫
『渋沢栄一伝??すぐれたものの魂を真似よ』 北康利 『渋沢栄一伝??すぐれたものの魂を真似よ』
●2月28日発売 新潮社・新潮文庫
『灼熱』 葉真中顕 『灼熱』
『プリンシパル』 長浦京 『プリンシパル』
●2月28日発売 東京創元社・創元推理文庫
『明智卿死体検分』 小森収 『明智卿死体検分』

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時代小説★2025年2月の新刊情報(単行本)
時代小説★単行本新刊情報|2025年2月の新刊(1日→末日)2025年2月1日から2月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書、古典日本文学の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ペ...