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時代小説●2024年7月中旬の新刊情報(文庫)

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時代小説●文庫新刊情報|2024年7月中旬の新刊(11日→20日)

2024年7月11日から7月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
新刊情報リストを見る

時代小説文庫
篠綾子さんの『くわいの丸煮 木挽町芝居茶屋事件帖』
冬が近づき、木挽町の芝居茶屋かささぎでも、豆腐や里芋の田楽などをはじめ、体の温まる料理が人気。そんなある日、店に金持ち風の男が現れます。男は日本橋で本屋を営む萬屋清兵衛と名乗り、山村座の座元兼役者の四代目長太夫の贔屓筋だと。
見た目と裏腹に質素な品を頼んだ清兵衛は帰り際、かささぎの商売敵・巴屋の話をして去っていきました。
同じ頃、消息を絶った弟を捜しに来たという女客とその息子の二人連れに協力することになった喜八たち。そこには鬼勘も絡んできて……。
失踪の謎、絡み合う因縁。シリーズ完結篇。

祥伝社文庫
喜多川侑さんの『活殺 御裏番闇裁き』
控櫓への昇格を許された芝居一座・天保座は、浜町に巨大な芝居小屋を新築しました。いろいろと仕置き用の裏仕掛けが施された絡繰り屋敷でもあります。そんな天保座に、将軍家斉から直々の命が下りました。「川越の様子がおかしい。拝領金への催促がなくなった。探索してくれぬか」 川越藩を乗っ取らんとする勢力の、真の目的とは……。
大好評シリーズ第3弾。

町井登志夫さんの『枕爭子 突撃清少納言』
中納言・藤原隆家は兄伊周とともに騒動を起こした。女性をめぐり諍いとなった法皇に矢を射たのです。清少納言は、隆家の姉、中宮定子の願いを受け事の収拾に動くも、伊周と隆家は配流同然の憂き目に。だがその裏に、大陸の民・女真族の絡む秘密がありました。やがて異族は大江山に潜んで京を脅かしはじめ……。清少納言の智謀と隆家の武。ふたつの矛で怒濤の外敵を迎え撃つ、痛快エンタメ。

江上剛さんの『根津や孝助一代記』
日本橋の薬種商「養生屋」に、一人の勤勉な手代がいました。名は孝助、十六歳。父を知らず母に捨てられ、医師の徳庵に拾われて医術の手ほどきを受けた苦労人です。丁稚らが足を傷めていると知れば履き潰した草鞋を工夫して編み直し、無駄な費用も切り詰めるます。そんな孝助のもとに、父と名乗る男が現われ……。ひたむきで実直な青年の姿が胸を打つ、ビジネス小説の名手が初めて挑む時代小説。

講談社文庫
冲方丁さんの『十一人の賊軍』
戊辰戦争のただ中、侍殺しの罪で捕まった駕籠かき人足の政は、薩長率いる「官軍」から砦を守るよう命じられました。勝てば無罪放免、負ければ死。共に戦うのは、あらゆる悪事を犯した十人の罪人たち。果たして、彼らは生きて帰ることができるのでしょうか。強者の狭間で足掻く者たちの熱き闘いを描く、極上の時代アクション。
2024年11月公開予定の映画『十一人の賊軍』の小説版です。

集英社文庫
袴田康子さんの『四郎の城 キリシタン戦記』
15歳で一揆のリーダーとなった天草四郎と、参謀役とされる渡辺小左衛門。二人のドラマを通して島原の乱の顛末を描いた歴史小説です。

(公社)日本文藝家協会編『時代小説 ザ・ベスト2024』
2023年度の文芸誌掲載の歴史・時代小説から精選した11編を収録。新進の作家から円熟の書き手まで2023年度に面白かった新作短編が味わえるアンソロジー。

収録作:朝井まかて「身のほど知らず」、永井紗耶子「賭けの行方 神君伊賀越え」、谷津矢車「鯉、逢坂剛「水船地獄」、/高瀬乃一「鑑草」、澤田瞳子「星見の鬼」、西條奈加「庚申待」、菊地秀行「開かずの間」、赤神諒「蛟竜逝キテ」、砂原浩太朗「半夏生」、木下昌輝「恋双六」

創元推理文庫
森谷明子さんの『源氏供養: 草子地宇治十帖』
宮仕えを辞して出家した紫式部((香子)は今、彰子が手配してくれた宇治の寺の庵に一人で暮らしています。彰子の元には、娘の賢子が出仕中。彰子の異母弟と恋仲になり、宮中生活を謳歌しています。
そんな折、香子は顕光左大臣の息女の延子より源氏物語の続きを促す便りをもらうも、関節炎が悪化し筆をとることができません。香子の周囲で、薬を盛られたであろう猫が発見されたりと、きな臭くなってきました。一方で筑紫に渡った香子の侍女だった阿手木は、「刀伊の入寇」に巻き込まれ……。
鮎川賞受賞作家による王朝推理絵巻、第4弾は文庫書き下ろし。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい
:文庫書き下ろし

●7月11日発売 コスミック出版・コスミック時代文庫
『御広敷役 修理之亮 天下びとを守れ!』早瀬詠一郎『御広敷役 修理之亮 天下びとを守れ!』
『無敵浪人 徳川京四郎【五】天下御免の妖刀殺法』早見俊『無敵浪人 徳川京四郎【五】天下御免の妖刀殺法』
『将軍側目付 暴れ隼人 相模の兇賊』吉田雄亮『将軍側目付 暴れ隼人 相模の兇賊』
『卍屋龍次 聖女狩り 秘具商人凶艶記』鳴海丈『卍屋龍次 聖女狩り 秘具商人凶艶記』
『あかね淫法帖 若君の目覚め』睦月影郎『あかね淫法帖 若君の目覚め』
『春待ち同心【一】縁談』小杉健治『春待ち同心【一】縁談』
●7月11日発売 角川春樹事務所・時代小説文庫
『(新装版)三国志 九の巻 軍市の星』北方謙三『(新装版)三国志 九の巻 軍市の星』
『札差の死 情け深川 恋女房』小杉健治『札差の死 情け深川 恋女房』
『札差の死 情け深川 恋女房』小杉健治『札差の死 情け深川 恋女房』
『くわいの丸煮 木挽町芝居茶屋事件帖』篠綾子『くわいの丸煮 木挽町芝居茶屋事件帖』
『至高の鳥膳 料理人季蔵捕物控』和田はつ子『至高の鳥膳 料理人季蔵捕物控』
●7月11日発売 講談社・講談社学術文庫
『日本料理史』原田信男『日本料理史』
『日本法制史講義 公法篇』中田薫『日本法制史講義 公法篇』
『賄賂と民主政 古代ギリシアの美徳と犯罪』橋場弦『賄賂と民主政 古代ギリシアの美徳と犯罪』
●7月11日発売 祥伝社・祥伝社文庫
『妻恋日記 取次屋栄三 〈新装版〉』岡本さとる『妻恋日記 取次屋栄三 〈新装版〉』
『活殺 御裏番闇裁き』喜多川侑『活殺 御裏番闇裁き』
『枕爭子 突撃清少納言』
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町井登志夫『枕爭子 突撃清少納言』
『根津や孝助一代記』江上剛『根津や孝助一代記』
●7月12日発売 KADOKAWA・富士見L文庫
『平安助産師の鬼祓い』木之咲若菜『平安助産師の鬼祓い』
『紅至宝物語 流浪の用心棒と神秘宿す舞姫』平加多璃『紅至宝物語 流浪の用心棒と神秘宿す舞姫』
『後宮一番の悪女 三』柚原テイル『後宮一番の悪女 三』
●7月12日発売 講談社・講談社文庫
『十一人の賊軍』冲方丁『十一人の賊軍』
●7月12日発売 集英社・ダッシュエックス文庫DIGITAL
『キングダム 大将軍の帰還 映画ノベライズ キングダム 映画ノベライズ』原泰久原作、藤原健市小説『キングダム 大将軍の帰還 映画ノベライズ キングダム 映画ノベライズ』
●7月12日発売 大和書房・だいわ文庫
『紛争から読む世界史~あの国の大問題を日本人は知らない』荒巻豊志『紛争から読む世界史~あの国の大問題を日本人は知らない』
●7月12日発売 筑摩書房・ちくま学芸文庫
『日中15年戦争』黒羽清隆『日中15年戦争』
『中世政治思想講義 ――ヨーロッパ文化の原型』鷲見誠一『中世政治思想講義 ――ヨーロッパ文化の原型』
●7月12日発売 法蔵館・法蔵館文庫
『増補 戦国史をみる目』藤木久志『増補 戦国史をみる目』
●7月19日発売 ディスカヴァー・トゥエンティワン・ディスカヴァークラシック文庫
『超訳 世阿弥』森澤勇司編訳『超訳 世阿弥』
●7月19日発売 集英社・集英社文庫
『辻番奮闘記 六 離任』上田秀人『辻番奮闘記 六 離任』
『四郎の城 キリシタン戦記』袴田康子『四郎の城 キリシタン戦記』
『時代小説 ザ・ベスト2024』(公社)日本文藝家協会編『時代小説 ザ・ベスト2024』
●7月19日発売 東京創元社・創元推理文庫
『源氏供養: 草子地宇治十帖』森谷明子『源氏供養: 草子地宇治十帖』

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時代小説★2024年7月の新刊情報(単行本)
単行本★時代小説新刊情報|2024年7月の新刊(1日→末日) 2024年7月1日から7月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書、古典日本文学の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介...