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文庫●2024年2月上旬の新刊情報

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時代小説●文庫新刊情報|2024年2月上旬の新刊(1日→10日)

2024年2月1日から2月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
新刊情報リストを見る

実業之日本社文庫
泉ゆたかさんの『京の恋だより 眠り医者ぐっすり庵』
京都からきた老僧・長海和尚の眠りの悩みを解決した〈ぐっすり庵〉の松次郎と藍。実家の茶問屋・千寿園の跡継ぎ娘として、京のお茶のもてなしの心を修業するよう勧められた藍は、長海とともに京へ向かいます。旅先での騒動も経てたどりついたのは宇治・萬福寺。若き医者・幸四郎の手伝いをすることになるが、そこにも眠れぬ悩みを持つ人々が……。シリーズ第4巻。

潮文庫
山口恵以子さんの『ライト・スタッフ』
昭和30年、映画監督を目指す主人公の五堂顕は太平洋映画の助監督試験に落ちてしまいました。ところが、諦めきれずアルバイトを探しに来た撮影所で小火を消し止めたことから、照明部にスカウトされるます。照明部のいちばん下の見習いからスタートした顕は、失敗を繰り返しながら現場で経験を積むうちに照明の魅力に引き込まれていきます。
活気があり、エネルギーに満ち溢れていた映画の世界は、やがてテレビにその座を奪われて。映画会社の衰退も著しく、スタッフたちは事実上解雇されてしまい、顕は、照明技師たちは、映画界はこの先どうなってしまうのでしょうか。

文芸社文庫
阿岐有任さんの『紫式部の一人娘』
女流文学界の最高峰、賀茂斎院に出仕し、都に名の通った女流歌人である斎院中将。13歳で藤原教通と結婚し、ひたすらに子を産むことを求められ命を削った藤原公任の娘。天皇を寝とるという野望に挑むべく宮仕えを決めた、美貌と才能と度胸をもつ藤原隆家の孫娘、元子女王。三者三様の生き様を紫式部の娘・賢子は冷静に見極めて、己の道を決めていきます。平安の世を必死に生きる女達たちの物語。

小学館文庫
麻宮好さんの『恩送り 泥濘の十手』
おまきは火付けの下手人を追ったまま、行方知れずになっている岡っ引きの父を探していました。手がかりは父が遺した、漆が塗られた謎の容れ物の蓋だけ。おまきは材木問屋の息子・亀吉、目の見えない少年・要の力を借りますが、なかなかもつれた糸は解けません。
そんなある日、大川に揚がった亡骸の袂から漆塗りの容れ物が見つかったと臨時廻り同心の飯倉から報せが入ります……。おまきたちは、新しい手がかりをもとに下手人を探すべく、江戸の町を奔走します。第一回警察小説新人賞受賞作。

文春文庫
岡本さとるさんの『恋風 仕立屋お竜』
呉服屋「鶴屋」の主人孫兵衛の娘は、恋に破れその傷をいやすために箱根に長逗留をしていました。孫兵衛の依頼で、お竜は箱根に向かいますが、そこで見たものとは? 第12回日本歴史時代作家協会賞シリーズ賞を受賞した、人気シリーズ第5弾。

武川佑さんの『悪将軍暗殺』
足軽の父と暮らす少女・小鼓の日常は、都から来た高僧・義圓(後の足利義教)の襲撃によって奪われました。左腕を失い父と生き別れた小鼓は、やがて自分に“軍略の才”がある事に気づき……。数多の戦場を仲間たちと駆け抜けながら、小鼓は京を「万人恐怖」で支配する義教への復讐を誓います。
『千里をゆけ くじ引き将軍と隻腕女』を改題。

祥伝社文庫
馳月基矢さんの『風 蛇杖院かけだし診療録』
新米医師・長山瑞之助の姪・喜美が、蛇杖院に重篤な喘息に苦しむ沖野駒千代を連れてきました。駒千代は武門の家に病弱に生まれたせいで、性格がねじくれていました。任された瑞之助は、会話すらままならず、発作を前に適切な療法も見いだせず疲弊します。そんな中、蛇杖院を潰そうとする一味が暗躍。さらに、治療が進まぬ駒千代が姿を消して……。若き医師に次々と迫る試練を描く、シリーズ第5巻。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい
:文庫書き下ろし

●2月5日発売 PHP研究所・PHP文庫
『もう一つの「幕末史」』 半藤一利 『もう一つの「幕末史」』
『一気に流れがわかる世界史 「中心」の移り変わりで読み解く』 秋田総一郎 『一気に流れがわかる世界史 「中心」の移り変わりで読み解く』
●2月5日発売 実業之日本社・実業之日本社文庫
『霖雨蕭蕭 闇を斬る 五』 荒崎一海 『霖雨蕭蕭 闇を斬る 五』
『京の恋だより 眠り医者ぐっすり庵』 泉ゆたか 『京の恋だより 眠り医者ぐっすり庵』
●2月5日発売 潮出版社・潮文庫
『ライト・スタッフ』 山口恵以子 『ライト・スタッフ』
●2月5日発売 文芸社・文芸社文庫
『紫式部の一人娘』
→記事:三人の王朝女性たちの恋と、紫式部の娘・賢子の波瀾の生涯
阿岐有任 『紫式部の一人娘』
●2月6日発売 河出書房新社・河出文庫
『源氏物語 4』 角田光代訳 『源氏物語 4』
『春色梅児誉美』 島本理生訳 『春色梅児誉美』
『怪談・骨董』 小泉八雲 『怪談・骨董』
●2月6日発売 小学館・小学館文庫
『恩送り 泥濘の十手』
→記事:「2024年1月下旬の新刊(文庫)」をアップ
麻宮好 『恩送り 泥濘の十手』
『逆説の日本史26 明治激闘編 日露戦争と日比谷焼打の謎』 井沢元彦 『逆説の日本史26 明治激闘編 日露戦争と日比谷焼打の謎』
『恋ふれば苦し ゆめうら草紙』 深山くのえ 『恋ふれば苦し ゆめうら草紙』
●2月6日発売 文藝春秋・文春文庫
『追憶の烏』 阿部智里 『追憶の烏』
『恋風 仕立屋お竜』 岡本さとる 『恋風 仕立屋お竜』
『情死の罠 素浪人始末記(二)』 小杉健治 『情死の罠 素浪人始末記(二)』
『おでかけ料理人 佐菜とおばあさまの物語』 中島久枝 『おでかけ料理人 佐菜とおばあさまの物語』
『悪将軍暗殺』 武川佑 『悪将軍暗殺』
『あんちゃん』 北原亞以子 『あんちゃん』
●2月6日発売 宝島社・宝島SUGOI文庫
『脱税の世界史』 大村大次郎 『脱税の世界史』
●2月7日発売 朝日新聞出版・朝日文庫
『第二次世界大戦の発火点 独ソ対ポーランドの死闘』 山崎雅弘 『第二次世界大戦の発火点 独ソ対ポーランドの死闘』
『『やさしい男』慶次郎縁側日記』 北原亞以子 『『やさしい男』慶次郎縁側日記』
●2月9日発売 祥伝社・祥伝社黄金文庫
『『論語』は不安の処方箋』 安田登 『『論語』は不安の処方箋』
●2月9日発売 祥伝社・祥伝社文庫
『風 蛇杖院かけだし診療録』 馳月基矢 『風 蛇杖院かけだし診療録』
『初代北町奉行 米津勘兵衛 幻月の鬼』 岩室忍 『初代北町奉行 米津勘兵衛 幻月の鬼』
●2月9日発売 徳間書店・徳間文庫
『観相同心早瀬菊之丞 毒の契り』 早見俊 『観相同心早瀬菊之丞 毒の契り』
●2月10日発売 大和書房・だいわ文庫
『貸し物屋お庸謎解き帖 髪結いの亭主』 平谷美樹 『貸し物屋お庸謎解き帖 髪結いの亭主』

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単行本★2024年1月の新刊情報
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