2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

文庫●2024年1月上旬の新刊情報

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時代小説●文庫新刊情報|2024年1月上旬の新刊(1日→10日)

2024年1月1日から1月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
新刊情報リストを見る

ポプラ文庫
築山桂さんの『近松よろず始末処』
時は元禄、大坂は道頓堀の竹本座。人気浄瑠璃作者・近松門左衛門に命を救われた虎彦は、彼の裏稼業「近松万(よろず)始末処」に引っ張り込まれ、「悩める町の者の人助け」とうそぶく近松にこき使われます。
失せ人捜しにお犬さま騒動、井原西鶴の幽霊退治など、さまざまな事件の解決に奔走する虎彦だが、近松にはある思惑が……。正体不明の美貌の剣士に賢い忠犬、からくり細工師見習い少女ら始末処の面々が繰り広げる人情時代小説。

文春文庫
宮部みゆきさん、諸田玲子さんほかの『江戸に花咲く 時代小説アンソロジー』
宮部みゆき「三島屋変調百物語」の最新作をはじめ、江戸の華〈祭り〉をテーマにした人気時代小説作家の新作が楽しめる、読み応え十分のアンソロジーです。ほかに、西條奈加さん、三本雅彦さん、高瀬乃一さんの短編を収録。

奥山景布子さんの『浄土双六』
足利八代将軍となる義政を育てた乳母の今参局(亥万)。彼女はやがて、義政に閨の手ほどきをし、側女として政にも関わるようになっていきました。正室の日野富子が待望の子を授りますが、産まれてきた赤子は呼吸をしていません。富子は今参局の呪詛が腹の子を殺したのだと訴えて……。
室町時代を舞台に人間の業と情を描く傑作歴史小説。

小学館文庫
高坂章也さんの『美濃の影軍師』
時は戦国時代。不破与三郎は、美濃国主・斎藤龍興に仕える西美濃四人衆のひとり、不破光治の弟。ある日、身の覚えのない百姓一家皆殺しの濡れ衣を着せられ、捕縛されてしまいます。あやうく斬首されかけられるも、立会人として同座していた菩提山城主・竹中半兵衛の助けを得、真犯人探しを許されました。
しかし、与えられた余裕は三日間。与三郎は身の潔白を証明するため奔走しますが、殺しを解く鍵を次々に封じ込められ、ついに八方塞がりに。脱走を図るも絶望する与三郎の前に、謎の男・木下藤吉郎が現れて……。
青雲の志を抱く若武者を描いた、文庫書き下ろし戦国小説。

PHP文芸文庫
佐藤巖太郎さんの『伊達女』
“独眼竜”にして奥州の覇者、伊達政宗。数多の武将から恐れられ、後世にもその名を残した男の周囲には、たくましく、そしてたおやかな女性たちがいました。 我が子に毒を盛ったとされる母・義姫、影ながら政宗を支え続けた妻・愛姫、片倉小十郎の姉で政宗を育てた喜多、松平忠輝に嫁いだ娘・五郎八姫、真田信繁(幸村)の娘・阿梅……戦国の世を凜と生き抜く伊達の女たちを主人公にした連作短編集。

双葉文庫
馳月基矢さんの『義妹にちょっかいは無用にて(2)』
突然できた美しい義妹にひと目惚れしてしまった大平将太の心ざわつく日常の事件を描く江戸の青春シリーズ第2弾。
ある日将太のもとに、大平家で働く吾平が慌ててやってきました。なんでも、義妹・理世が往来で妙に馴れ馴れしい男に絡まれ、屋敷まで付いてこられて難儀しているというのです。帰ってみると、その優男は実は破談になった理世の縁談の相手・赤星才右衛門でした。才右衛門は追っ払いましたが、その後、才右衛門の弟・杢之丞との縁談が新たに持ち込れて……。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい
:文庫書き下ろし

●1月1日発売 文芸社・文芸社セレクション
『人華の園 那須は独立国だった』益子勲『人華の園 那須は独立国だった』
『空海 ―吾、永遠に高野の山に帰る―』久住泰正『空海 ―吾、永遠に高野の山に帰る―』
●1月4日発売 ポプラ社・ポプラ文庫
『近松よろず始末処』
→記事:「2024年1月上旬の新刊(文庫)」をアップ
築山桂『近松よろず始末処』
●1月4日発売 文藝春秋・文春文庫
『耳袋秘帖 南町奉行と死神幇間』風野真知雄『耳袋秘帖 南町奉行と死神幇間』
『恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)』佐伯泰英『恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)』
『流人船 新・秋山久蔵御用控(十八)』藤井邦夫『流人船 新・秋山久蔵御用控(十八)』
『江戸に花咲く 時代小説アンソロジー』宮部みゆき、諸田玲子他『江戸に花咲く 時代小説アンソロジー』
『日本のこころ』平岩弓枝『日本のこころ』
『浄土双六』奥山景布子『浄土双六』
●1月5日発売 小学館・小学館文庫
『美濃の影軍師』高坂章也『美濃の影軍師』
●1月5日発売 潮出版社・潮文庫
『黄金舞踏 俳優・山川浦路の青春』大橋崇行『黄金舞踏 俳優・山川浦路の青春』
●1月9日発売 河出書房新社・河出文庫
『平家物語 4』古川日出男訳『平家物語 4』
『小林一茶』長谷川櫂『小林一茶』
『江戸に欠かせぬ創作ばなし: 綺堂随筆』岡本綺堂『江戸に欠かせぬ創作ばなし: 綺堂随筆』
『ヒルコ: 棄てられた謎の神』戸矢学『ヒルコ: 棄てられた謎の神』
●1月10日発売 PHP研究所・PHP文芸文庫
『伊達女』佐藤巖太郎『伊達女』
『京都大正サトリ奇譚 モノノケの頭領と同居します』卯月みか『京都大正サトリ奇譚 モノノケの頭領と同居します』
●1月10日発売 双葉社・双葉文庫
『口入屋用心棒(50)-殺し屋の的』鈴木英治『口入屋用心棒(50)-殺し屋の的』
『義妹にちょっかいは無用にて(2)』
→記事:理世に縁談再び、将太を恋する娘も出現。波乱を呼ぶ第2巻
馳月基矢『義妹にちょっかいは無用にて(2)』
●1月10日発売 朝日新聞出版・朝日文庫
『『脇役』慶次郎覚書』北原亞以子『『脇役』慶次郎覚書』

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単行本★2024年1月の新刊情報
単行本★時代小説新刊情報|2024年1月の新刊(1日→末日) 2024年1月1日から1月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書、古典日本文学の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介...