2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

文庫●2023年11月下旬の新刊

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時代小説●文庫新刊情報|2023年11月下旬の新刊(21日→月末)

2023年11月21日から11月末日の間に文庫で出る時代小説の新刊情報です。
新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
新刊情報リストを見る

ハヤカワ文庫JA
皆川博子さんの『インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー』
18世紀、独立戦争中のアメリカ。開拓者と先住民の間に生まれた青年アシュリーが殺されました。記者ロディは獄中の英国兵エドワードに殺害の動機を尋ね、アシュリーの手記を渡します。ところが手記を読んだエドが語り始めたのは懺悔ではなく推理でした。エドがアシュリーと共に遭遇した連続不審死やスパイ疑惑の真相、そして犯人の秘密とは。『開かせていただき光栄です』シリーズ第3弾にして、第63回(2021年度)毎日芸術賞受賞作。

角川文庫
有馬美季子さんの『お葉の医心帖』
流行り病で両親を亡くし、奉公先のいじめに耐えきれず、川に身を投げたお葉。ところが、気づくと町医者・道庵のもとで親身な介抱を受けていました。お葉はずっと醜いとののしられ、すぐには人の優しさを信用できなくなっていました。しかし、患者へと真摯に向き合う道庵の診療を手伝ううちに、人の真心をを学び、成長してゆきます。江戸の人情が涙を誘う、疲れた心を癒す時代医療小説。

新潮文庫
門井慶喜さんの『地中の星:東京初の地下鉄走る』地下鉄を東京に走らせるという、〈非常識〉な大事業を決意した早川徳次。経験も資金もゼロでしたが、大隈重信、渋沢栄一を口説き、ついに上野―浅草間を開業します。日本初の自動改札機やATSを導入、日本橋三越本店直結の駅も作りました。ところが、ライバルが現れ、地下鉄の路線をめぐる非情な戦いが始まりました。夢を追いかけ、現在の東京に続く〈鉄路〉を実現させた、非凡な実業家の波乱の生涯を描く長編。

玉岡かおるさんの『帆神:北前船を馳せた男・工楽松右衛門』
江戸後期、播州高砂の漁師から身を起こし、兵庫津で廻船問屋を営む海商にまで上り詰めた松右衛門は、千石船の弱点である帆に目を付けます。帆の改良で船が速くなれば流通が盛んになり、民の生活が潤うと。松右衛門は試行錯誤の末、板のように強く、羽のように軽い「松右衛門帆」を発明します。仕事とは金のためでなく、世のためにするものだという、日本海運の革命児・工楽松右衛門を描く歴史長編。

畠中恵さんの『もういちど』
累計990万部突破の大人気シリーズ「しゃばけ」の第20作。
「しゃばけ」シリーズは、江戸日本橋の長崎屋の若だんな、一太郎が、彼のまわりで暮らす不思議で愉快な妖たちの力を借り、江戸に起こる難事件の数々を解決する、愛すべき大人気シリーズです。
“天の星の代替わり”に巻き込まれた若だんなは、なんと赤ん坊に戻ってしまいました。大慌ての長崎屋の妖たち。ところが、小さくなっても頭脳は同じ! 赤子姿で、やんちゃな5歳の姿で、たくましい12歳の姿で、若だんなは次々と事件を解決していきます。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい

●11月21日発売 早川書房・ハヤカワ文庫JA
『インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー』皆川博子『インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー』
●11月21日発売 中央公論新社・中公文庫
『うぽっぽ同心十手綴り-藪雨』坂岡 真『うぽっぽ同心十手綴り-藪雨』
『田辺聖子の-万葉散歩』田辺聖子『田辺聖子の-万葉散歩』
『まんぷく旅籠 朝日屋-とろとろ白玉の三宝づくし』高田在子『まんぷく旅籠 朝日屋-とろとろ白玉の三宝づくし』
●11月24日発売 KADOKAWA・角川ソフィア文庫
『源氏愛憎 源氏物語論アンソロジー』田村隆編著『源氏愛憎 源氏物語論アンソロジー』
『拾遺和歌集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』川村裕子編『拾遺和歌集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』
『敗者たちの平安王朝 皇位継承の闇』倉本一宏『敗者たちの平安王朝 皇位継承の闇』
●11月24日発売 KADOKAWA・角川文庫
『彩雲国物語 十七、紫闇の玉座(上)』雪乃紗衣『彩雲国物語 十七、紫闇の玉座(上)』
『幽女の鐘 新・大江戸定年組』風野真知雄『幽女の鐘 新・大江戸定年組』
『帝都契約嫁のまかない祓い』飛野猶『帝都契約嫁のまかない祓い』
『夕映え 新装版』宇江佐真理『夕映え 新装版』
『お葉の医心帖』
→記事:「2023年11月下旬の新刊(文庫)」をアップ
→記事:いじめに遭った少女お葉は、命の尊さを知り、患者に向き合う
有馬美季子『お葉の医心帖』
●11月25日発売 ディスカヴァー・トゥエンティワン・ディスカヴァークラシック文庫
『与謝野晶子 愛と理性の言葉』与謝野晶子『与謝野晶子 愛と理性の言葉』
『言志四録 心を磨く言葉』佐藤一斎『言志四録 心を磨く言葉』
●11月25日発売 二見書房・二見時代小説文庫
『椿平九郎 留守居秘録10 阻止せよ悪の世直し』早見俊『椿平九郎 留守居秘録10 阻止せよ悪の世直し』
『古来稀なる大目付10 第二のお庭番』藤水名子『古来稀なる大目付10 第二のお庭番』
『北町の爺様4 老いても現役』牧秀彦『北町の爺様4 老いても現役』
●11月28日発売 春陽堂書店・春陽文庫
『妖説忠臣蔵』山田風太郎『妖説忠臣蔵』
●11月29日発売 新潮社・新潮文庫
『地中の星:東京初の地下鉄走る』門井慶喜
『帆神:北前船を馳せた男・工楽松右衛門』玉岡かおる『帆神:北前船を馳せた男・工楽松右衛門』
『女たち三百人の裏切りの書』古川日出男『女たち三百人の裏切りの書』
『もういちど』畠中恵『もういちど』
『奇譚蒐集録:鉄環の娘と来訪神』清水朔『奇譚蒐集録:鉄環の娘と来訪神』
●11月30日発売 三笠書房・王様文庫
『眠れないほどおもしろい紫式部日記: 「あはれの天才」が記した平安王朝宮仕えレポート! 』板野博行『眠れないほどおもしろい紫式部日記: 「あはれの天才」が記した平安王朝宮仕えレポート! 』

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