文庫●2023年10月上旬の新刊

時代小説●文庫新刊情報｜2023年10月上旬の新刊（1日→10日）

2023年10月1日から10月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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幻冬舎文庫
宮内悠介さんの『かくして彼女は宴で語る明治耽美派推理帖』
若き芸術家たちが謎に挑む青春ミステリ。明治末期、木下杢太郎や北原白秋、石川啄木ら若き芸術家が集ったサロン「パンの会」。彼らは会合のたび、趣向を凝らした料理を味わいながら、推理合戦を繰り広げていました。生まれたての赤ん坊が目玉と臀部をくり貫かれ殺された事件、陸軍士官学校の校長の自決の謎など六篇収録。青春ミステリ。

文芸社
白蔵盈太さんの『関ケ原よりも熱く　天下分け目の小牧・長久手』
本能寺の変で急死した信長が残したものは、「天下統一」という概念でした。それに気がついた時、秀吉と家康はどんな行動に出るのでしょうか。ともに40代、武将として脂の乗り切った二人が、腹心の部下に支えられ、知略を尽くし、命を賭けて睨み合います。真の天下人となるために。秀吉、家康それぞれの視点で描かれる、天下分け目の熱き戦い。

朝日文庫
火坂雅志、伊東潤さんの『北条五代 (上)』『北条五代 (下)』
火坂雅志さんの急逝により未完の大作を伊東潤さんが引き継いだ奇跡の歴史巨編。五代百年にわたる北条氏の興亡を描きますく。伊勢新九郎盛時（後の北条早雲）は今川家の内紛をとりまとめ、伊豆・箱根を平定。２代氏綱はさらに北条家の地歩を固めます。３代氏康と４代氏政の治世で領地は240万石にもなり、北条氏は東国に覇を唱えました。しかし５代氏直の時、豊臣秀吉による小田原征伐が始まります。

！おすすめ度
★：読みたい／入手したい
■：新装版／復刊
♪ ：気になる／チェックしたい
◎：文庫書き下ろし

●10月1日発売　文芸社・文芸社セレクション
	『辛卯年　倭　海を渡りて来たる　ー古代日朝関係史考ー』	菊川哲也
	『清正！俺はお前の噛ませ犬じゃないぞ！！李舜臣を敗った男　小西行長伝』	小西孝久
●10月3日発売　アルファポリス・アルファポリス文庫
	『鬼の御宿の嫁入り狐』	梅野小吹
●10月5日発売　幻冬舎・幻冬舎文庫
★	『かくして彼女は宴で語る明治耽美派推理帖』	宮内悠介
●10月5日発売　文芸社・文芸社文庫
★	『関ケ原よりも熱く　天下分け目の小牧・長久手』 →記事：「2023年10月上旬の新刊（文庫）」をアップ →記事：秀吉と家康の直接対決、小牧・長久手の戦いを描く人間ドラマ	白蔵盈太
●10月5日発売　PHP研究所・PHP文庫
	『奇書の世界史』	三崎律日
●10月6日発売　河出書房新社・河出文庫
	『古事記』	池澤夏樹訳
	『源氏物語 1』	角田光代訳
	『平家物語 1』	古川日出男訳
	『伊勢物語』	川上弘美訳
●10月6日発売　実業之日本社・実業之日本社文庫
■	『四神跳梁　闇を斬る　三』	荒崎一海
●10月6日発売　小学館・小学館文庫
♪	『恋女房八丁堀強妻物語 (四)』	岡本さとる
	『王と后 (四) 故郷の昏い真実』	深山くのえ
	『蟲愛づる姫君春夏秋冬の花束』	宮野美嘉
●10月6日発売　朝日新聞出版・朝日文庫
★	『北条五代 (上)』	火坂雅志、伊東潤
★	『北条五代 (下)』	火坂雅志、伊東潤
♪	『形見の剣　斬！江戸の用心棒』	佐々木裕一
■	『【江戸人情短編傑作選】御厩河岸の向こう』	宇江佐真理
●10月10日発売　青春出版社・青春文庫
	『読みはじめたらとまらない平安400年の舞台裏』	日本史深掘り講座編集
●10月10日発売　筑摩書房・ちくま学芸文庫
	『ローマ人の世界: 社会と生活』	長谷川博隆
	『外政家としての大久保利通』	清沢洌