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文庫●2022年12月下旬の新刊

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時代小説●文庫新刊情報|2022年12月下旬の新刊(21日→月末)

2022年12月21日から12月末日の間に文庫で出る時代小説の新刊情報です。
新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
新刊情報リストを見る

中公文庫
天野純希さんの『もののふの国』
負け戦の果てに山中の洞窟にたどり着いた一人の武士。死を目前にした男の耳に不思議な声が響きます。「そなたの『役割』はじきに終わる」。そして声は語ります。源平、南北朝、戦国、幕末。すべての戦は、起こるべくして起こったものだった――。
〈螺旋プロジェクト〉中世・近世篇。〈巻末付録〉特別書き下ろし短篇収録。

澤田瞳子さんの『月人壮士』
756年、東大寺大仏を建立した首(聖武)太上天皇が崩御。道祖王を皇太子にとの遺詔が残されましたが、、その言に疑いを持つ者がいました。
国のおおもとを揺るがす天皇家と藤原家の相克を背景に、聖武天皇の真実をあぶり出します。
人気8作家による競作企画〈螺旋プロジェクト〉の1冊。

吉森大祐さんの『青二才で候』
大藩藤堂家に仕える澤村甚九郎は、病弱な兄に代わり江戸藩邸出仕を命じられました。伊賀十五家のひとつながら、貧しい下級藩士。立身出世を夢見て江戸に出てきますが、じゃじゃ馬で鳴らす姫様の守役にされてしまいます。

角川文庫
横山起也さんの『編み物ざむらい』
武家から信頼の篤い蘭方医・久世に疑義を唱えたことで、凸橋家から召し放たれてしまった感九郎。父から勘当もされ、失意のうちに大川のほとりで得意の編み物をしていたところ、異形の男、寿之丞たちと出会います。成り行きから彼らの仕事「仕組み」を手伝ううち、感九郎のある能力が開花します。江戸に実在した「編み物ざむらい」と異能集団が活躍する、新感覚時代活劇。

志川節子さんの『かんばん娘 居酒屋ともえ繁盛記』
「めそめそしてはいられない。わたしは、ともえのかんばん娘だもの」
菱垣廻船の水主だった父が行方知れずになり、神田花房町にある居酒屋「ともえ」で働くこととなった”なずな”は14歳。
器量よしでぴりっとした女将のお蔦と、腕の立つ板前の寛助、ふたりの役に立ちたいなずなは、酒の燗をうまくつける工夫をしようと思い立ちます。しかし、お客のことに首を突っ込んでしまい、思わぬ騒動に……。連作時代小説。

アルファポリス文庫
月芝さんの『柳鼓の塩小町: 江戸深川のしょうけら退治』
江戸は深川にある柳鼓長屋には、曲者揃いの住人たちが住んでいます。長屋の差配の孫娘、お七は怪異に滅法強く、「えいや」と塩を投げるだけで悪霊を退散することができてしまういます。そんなお七についたあだ名は『柳鼓の塩小町』。ある日、お七のもとに、長屋の住人で元忍びの鉄之助が番屋にしょっぴかれたという報せが入りました。最近江戸を騒がせている盗賊団『しょうけら』の一味だと疑われたらしい。

新潮文庫
熊谷達也さんの『我は景祐: 幕末仙台流星伝』
仙台藩にもおぬしのような切れ者がいるとはな――。桂小五郎にそう言わしめた若き藩士・若生文十郎景祐。六尺の長身に柔和な瞳、豪胆でいて細心な気質は自藩を真摯に憂えていました。鳥羽伏見の戦いの後、朝敵・会津藩追討を命じられた仙台藩は窮地に。会津進攻を唱える世良修蔵殺害を機に藩士たちは奥羽越列藩同盟を導き、戊辰戦争へとひた走ってゆきます。幕末の新たな英雄を描く時代長編。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい

●12月21日発売 中央公論新社・中公文庫
『もののふの国』 天野純希 『もののふの国』
『月人壮士』 澤田瞳子 『月人壮士』
『うぽっぽ同心十手綴り-女殺し坂』 坂岡真 『うぽっぽ同心十手綴り-女殺し坂』
『青二才で候』
→記事:江戸で一発逆転を狙う、忍者を祖先にもつ若侍を描く青春小説
吉森大祐 『青二才で候』
●12月22日発売 KADOKAWA・角川ソフィア文庫
『新版 うつほ物語 一 現代語訳付き』 室城秀之 『新版 うつほ物語 一 現代語訳付き』
●12月22日発売 KADOKAWA・角川文庫
『編み物ざむらい』
→記事:編み物ざむらい見参!蘭方医の悪事を懲らしめる時代エンタメ
横山起也 『編み物ざむらい』
『かんばん娘 居酒屋ともえ繁盛記』 志川節子 『かんばん娘 居酒屋ともえ繁盛記』
『向島・箱屋の新吉 新章(三)決断の刻』 小杉健治 『向島・箱屋の新吉 新章(三)決断の刻』
『THE LEGEND & BUTTERFLY』 矢野隆、古沢良太 『THE LEGEND & BUTTERFLY』
『後宮の毒華』 太田紫織 『後宮の毒華』
●12月22日発売 春陽堂書店・春陽文庫
『花咲ける上方武士道 上巻』 司馬遼太郎 『花咲ける上方武士道 上巻』
『花咲ける上方武士道 下巻』 司馬遼太郎 『花咲ける上方武士道 下巻』
●12月22日発売 二見書房・二見時代小説文庫
『暴け!闇老中の陰謀 椿平九郎 留守居秘録7』 早見俊 『暴け!闇老中の陰謀 椿平九郎 留守居秘録7』
『将軍吉宗の大敵 剣客大名 柳生俊平20』 麻倉一矢 『将軍吉宗の大敵 剣客大名 柳生俊平20』
『大江戸秘密指令1 隠密長屋の十人』
→記事:堅物の侍が殿の下命で、裏長屋の大家に。店子は元藩士の隠密
伊丹完 『大江戸秘密指令1 隠密長屋の十人』
●12月23日発売 アルファポリス・アルファポリス文庫
『柳鼓の塩小町: 江戸深川のしょうけら退治』 月芝 『柳鼓の塩小町: 江戸深川のしょうけら退治』
●12月23日発売 新潮社・新潮文庫
『まぼろしの城』 池波正太郎 『まぼろしの城』
『我は景祐: 幕末仙台流星伝』
→記事:「2022年12月下旬の新刊(文庫)」をアップ
熊谷達也 『我は景祐: 幕末仙台流星伝』
●12月23日発売 潮書房光人新社・産経NF文庫
『世界史の中の満州国』 岡村青 『世界史の中の満州国』
●12月23日発売 扶桑社・扶桑社文庫
『殿様を襲った「明治」の大事件』 河合敦 『殿様を襲った「明治」の大事件』
●12月27日発売 三笠書房・王様文庫
『本当は怖い江戸徳川史: すべての出来事に“ウラ事情”がある!』 堀江宏樹 『本当は怖い江戸徳川史: すべての出来事に“ウラ事情”がある!』

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単行本★2022年12月の新刊
単行本★時代小説新刊情報|2022年12月の新刊(1日→末日) 2022年12月1日から12月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページに...