文庫●2022年4月上旬の新刊

時代小説●文庫新刊情報｜2022年4月上旬の新刊（1日→10日）

2022年4月1日から4月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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文芸社文庫から、白蔵盈太さんの『画狂老人卍葛飾北斎の数奇なる日乗』が出ます。

江戸の大絵師葛飾北斎とその弟子の常次郎の、麗しい師弟愛とおかしなおかしな日常を描きます。
『あの日、松の廊下で』『討ち入りたくない内蔵助』で注目される、気鋭の作家の最新作です。

文春文庫から出る、伊東潤さんの『潮待ちの宿』も要チェックです。

幕末から明治へ備中の港町・笠岡の宿に九歳から奉公する志鶴。薄幸な少女は、おかみに見守られ逞しく成長していきます。歴史小説の名手による、初の人情話連作集です。

朝日文庫の新刊では、山本一力さんの『【江戸人情短編傑作選】端午のとうふ』。

日本橋の大店から持ちこまれた難題を定斎売りの蔵秀らが意表をつくアイデアで解決する表題作をはじめ、初期の名作を含む、初の短編ベストセレクションです。市井人情小説の名手ぶりが堪能できます。

実業之日本社文庫からは、津本陽さんの遺作である、『深淵の色は佐川幸義伝』が遂に文庫化されます。

大東流合気武術の達人、佐川幸義の謎の生涯をたどり、弟子たちが見た師の素顔を通して、知られざる神業の真髄に迫った、渾身の武術小説です。

！おすすめ度
★：読みたい／入手したい
■：新装版／復刊
♪ ：気になる／チェックしたい
◎：文庫書き下ろし

●4月1日発売　アルファポリス・アルファポリス文庫
♪	『きよのお江戸料理日記 (3)』	秋川滝美
●4月1日発売　文芸社
	『影武者明智光秀』	前川佳彦
●4月1日発売　文芸社・文芸社セレクション
	『森鴎外小倉左遷の”謎”』	石井郁男
	『豊後合戦おとし咄』	弥猛滔天
	『房総太平記地頭武石大弥太の誓い』	細野康弘
●4月5日発売　草思社・草思社文庫
	『武士に「もの言う」百姓たち: 裁判でよむ江戸時代』	渡辺尚志
●4月5日発売　PHP研究所・PHP文庫
	『お金の流れで見る明治維新』	大村大次郎
●4月5日発売　文芸社・文芸社文庫
★	『画狂老人卍葛飾北斎の数奇なる日乗』 →記事：愛すべき大絵師・葛飾北斎の常識外れのおかしな日常を描く	白蔵盈太
●4月6日発売　文藝春秋・文春文庫
♪	『雨宿り新・秋山久蔵御用控(十三)』	藤井邦夫
♪	『小袖日記』	柴田よしき
★	『潮待ちの宿』 →記事：「2022年4月上旬の新刊（文庫）」をアップ →記事：幕末から明治へ。旅宿で働く少女の成長を描く人情話連作集	伊東潤
●4月6日発売　小学館・小学館文庫
♪	『醤油と洋食』	神楽坂淳
●4月7日発売　幻冬舎・幻冬舎時代小説文庫
♪	『鯰の夫婦居酒屋お夏春夏秋冬』	岡本さとる
●4月7日発売　幻冬舎・幻冬舎文庫
♪	『コンサバター失われた安土桃山の秘宝』	一色さゆり
●4月7日発売　朝日新聞出版・朝日文庫
★	『【江戸人情短編傑作選】端午のとうふ』	山本一力
■	『おはぐろとんぼ江戸人情堀物語』	宇江佐真理
♪	『仮面をとった浦島太郎その正体をめぐる四七八年のミステリー』	髙橋大輔
●4月8日発売　実業之日本社・実業之日本社文庫
★	『深淵の色は佐川幸義伝』	津本陽
♪	『ごりょうの森』	花房観音
●4月9日発売　青春出版社・青春文庫
	『図説極楽浄土の世界を歩く! 親鸞の教えと生涯』	加藤智見
●4月10日発売　コスミック出版・コスミック時代文庫
♪	『同心亀無剣之介殺される町』	風野真知雄
■	『ぶらり平蔵決定版【5】椿の女』	吉岡道夫
■	『ぶらり平蔵決定版【6】百鬼夜行』	吉岡道夫
	『お世継姫と達人剣欲望のゆくえ』	八神淳一