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文庫●2020年12月中旬の新刊

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時代小説●文庫新刊情報|2020年12月中旬の新刊(11日→20日)

2020年12月11日から12月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
新刊情報リストを見る

時代小説文庫から、柴田よしきさんの『あんの青春 若葉の季 お勝手のあん』が出ます。
品川宿の宿や「紅屋」のおやすは見習いから、台所付きの女中として正式に雇われることになりました。時代小説版「赤毛のアン」シリーズの第3弾です。表紙のおやすも少しずつ大人びてきたように思われます。

講談社文庫の新刊は今月も注目です。

上田秀人さんの『乱麻 百万石の留守居役(十六)』
加賀百万石の留守居役・瀬能数馬が、各藩留守居役との駆け引きを描くシリーズ第16弾。数馬の岳父で加賀百万石の筆頭宿老・本多政長が江戸に留まる中、本多家を敵対視する老中大久保加賀守は代々の遺恨を晴らすために配下に密命を出しました。

赤神諒さんの『酔象の流儀 朝倉盛衰記』
越前の名門、朝倉家。八代当主義景の代、軍事を委ねられた重臣朝倉宗滴は、加賀一向一揆勢との戦いの中で病没しました。宗滴を命の恩人で父代わりと慕う、山崎吉家は遺命に従い、朝倉家を守ること固く誓います。

荒崎一海さんの『一色町雪花 九頭竜覚山 浮世綴(五)』
師走の朝、一面の雪。深川一色町の河岸で美人の娘が死体で見つかりました。それを皮切りに、門前仲町の近隣でいくつかの殺しが続きました。門前仲町の用心棒九頭竜覚山は、事件を追います。江戸情緒事件簿、第5弾。

加賀乙彦さんの『殉教者』
ペトロ岐部は豊後の国東半島で生まれ、キリシタン禁教令下、長崎から船出し、ローマでイエズス会への入会を許されました。2年間の修練を経て、岐部はキリシタン弾圧の荒れ狂う日本に向けて殉教の旅路につきました。信仰に生きた男の生涯を描いた長編。

集英社文庫の新刊では、泉ゆたかさんの『雨あがり お江戸縁切り帖』が刊行されます。

手紙を代書する縁切り屋をやることになってしまった糸を描く、文庫書き下ろし青春時代小説です。シリーズ化されるみたいで、楽しみです。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい
:文庫書き下ろし

●12月11日発売 講談社・講談社学術文庫
『中国の歴史5 中華の崩壊と拡大 魏晋南北朝』 川本芳昭 『中国の歴史5 中華の崩壊と拡大 魏晋南北朝』
『中国の歴史6 絢爛たる世界帝国 隋唐時代』 氣賀澤保規 『中国の歴史6 絢爛たる世界帝国 隋唐時代』
『渋沢栄一「青淵論叢」 道徳経済合一説』 渋沢栄一 『渋沢栄一「青淵論叢」 道徳経済合一説』
『パリ歴史探偵』 宮下志朗 『パリ歴史探偵』
●12月11日発売 講談社・講談社文芸文庫
『新古今の惑星群』 塚本邦雄 『新古今の惑星群』
●12月11日発売 祥伝社・祥伝社文庫
『信長の軍師外伝 本能寺前夜(上)』 岩室忍 『信長の軍師外伝 本能寺前夜(上)』
『信長の軍師外伝 本能寺前夜(下)』 岩室忍 『信長の軍師外伝 本能寺前夜(下)』
●12月14日発売 筑摩書房・ちくま学芸文庫
『大航海時代: 旅と発見の二世紀』 ボイス・ペンローズ 『大航海時代: 旅と発見の二世紀』
●12月15日発売 講談社・講談社文庫
『乱麻 百万石の留守居役(十六)』
→記事:江戸では老中が敵対し、加賀でも不穏な一派が。本多家危うし
上田秀人 『乱麻 百万石の留守居役(十六)』
『うちの旦那が甘ちゃんで9』 神楽坂淳 『うちの旦那が甘ちゃんで9』
『姫のため息 公家武者信平ことはじめ(二)』 佐々木裕一 『姫のため息 公家武者信平ことはじめ(二)』
『酔象の流儀 朝倉盛衰記』
→記事:滅びゆく越前朝倉家に殉じる、仁の将・山崎吉家の生涯を描く
赤神諒 『酔象の流儀 朝倉盛衰記』
『一色町雪花 九頭竜覚山 浮世綴(五)』
→記事:小町娘の不審死の謎を追う、花街の用心棒、覚山の事件簿
荒崎一海 『一色町雪花 九頭竜覚山 浮世綴(五)』
『殉教者』
→記事:「2020年12月中旬の新刊(文庫)」をアップ
加賀乙彦 『殉教者』
●12月15日発売 角川春樹事務所・時代小説文庫
『あんの青春 若葉の季 お勝手のあん』
→記事:友との別れと異国の黄色粉の謎。江戸の「赤毛のアン」第3弾
柴田よしき 『あんの青春 若葉の季 お勝手のあん』
『天下一の粥 料理人季蔵捕物控』 和田はつ子 『天下一の粥 料理人季蔵捕物控』
●12月17日発売 PHP研究所・PHP文芸文庫
『文蔵2021.1・2』
→記事:『文蔵2021.1・2』ブックガイドは「再生・復活」に挑む物語
「文蔵」編集部編 『文蔵2021.1・2』
●12月17日発売 岩波書店・岩波現代文庫
『書聖 王羲之: その謎を解く』 魚住和晃 『書聖 王羲之: その謎を解く』
●12月18日発売 集英社・集英社文庫
『江戸川乱歩と横溝正史』 中川右介 『江戸川乱歩と横溝正史』
『雨あがり お江戸縁切り帖』
→記事:縁切りの文を代書する娘・糸が紡ぐ、あたたかな別れの物語
泉ゆたか 『雨あがり お江戸縁切り帖』
●12月18日発売 朝日新聞出版・朝日文庫
『【だからわかるシリーズ】テーマ別だから理解が深まる日本史』 山岸良二監修 『【だからわかるシリーズ】テーマ別だから理解が深まる日本史』
『【だからわかるシリーズ】エリア別だから流れがつながる世界史』 祝田秀全監修 『【だからわかるシリーズ】エリア別だから流れがつながる世界史』

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単行本★2020年12月の新刊
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