時代小説●文庫新刊情報|2020年5月中旬の新刊(11日→20日)
緊急事態宣言の発令にともなって、大型書店の休業や新刊の刊行予定が遅延することがあります。ご了承ください。
2020年5月11日から5月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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光文社文庫から、西條奈加さんの『猫の傀儡(くぐつ)』が刊行されます。
傀儡師となった野良猫・ミスジは、売れない狂言作者の阿次郎を操って、寄せられる悶着に対処していく、時代“猫”ミステリーです。
祥伝社文庫の新刊に注目しています。
武内涼さんの『源平妖乱 信州吸血城』。
『不死鬼 源平妖乱』に続く、波乱万丈の時代伝奇ロマン。源義経が、巴が、木曾義仲が、血を吸う鬼《殺生鬼》と決死の総力戦を繰り広げます。
宮本昌孝さんの『武者始め』。
北条早雲ほか、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康・真田幸村・武田信玄・上杉謙信、七人の戦国武将たちの“初陣”を清々しく描いた短編集です。
今月も、講談社文庫の新刊が楽しみです。
矢野隆さんの『乱』は、徳川幕府を震撼させた天草の戦いを天草四郎と老中・松平信綱を軸に描く長編小説です。
『決戦!新選組』は、大好評の時代小説アンソロジー「決戦!」シリーズの1冊。
当代きっての人気作家、葉室 麟 (著), 門井 慶喜 (著), 小松エメルさん、土橋章宏さん、天野純希さん、木下昌輝さん、「新選組」の活躍と悲哀を描きます。
今月の集英社文庫も見逃せません。
野口卓さんの『なんて嫁だ めおと相談屋奮闘記』。
波乃を伴侶に迎えた信吾。相談屋に訪れた、とある客を波乃が相手することになり……。痛快青春時代小説は、「よろず相談屋」は「めおと相談屋」に変えて第二幕に。
佐藤賢一さんの『黒王妃』は、生涯黒衣をまとい続けたフランス王妃、カトリーヌ・ドゥ・メディシスの波乱の生涯を描いた西洋歴史ロマン。
PHP文芸文庫から、江上剛さんの『クロカネの道をゆく 「鉄道の父」と呼ばれた男』が出ます。
幕末に「長州ファイブ」の一人として伊藤博文らとイギリスに留学し、明治政府で鉄道事業推進に尽力した、井上勝を描く長編小説です。
!おすすめ度
★:読みたい/入手したい
■:新装版/復刊
♪ :気になる/チェックしたい
◎:文庫書き下ろし
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