時代小説●文庫新刊情報|2020年2月中旬の新刊(11日→20日)
2020年2月11日から2月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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双葉文庫から、芝村凉也さんの『長屋道場騒動記【六】 迷い熊匿す』が出ます。
強敵佐々島との死闘で傷を負ってしまった「迷い熊」生馬。生馬の道場に再び十河藩の魔の手が……。心優しき巨躯の剣士「迷い熊」が悪を討つ、痛快人情活劇シリーズ第六弾です。
コスミック・時代文庫では、山田剛さんの新シリーズ、『新地奉行 太田太田太』が始まります。
主人公は、太田太田太(おおたたでんた)という人を食ったような名の直参旗本。「新地奉行」という、耳慣れない役目でどんな活躍を見せるか、楽しみです。
ハルキ文庫からは、高田郁さんの『あきない世傳 金と銀(八) 瀑布篇』が刊行されます。
小紋染めを手掛けて江戸っ子たちの支持を集めて、五鈴屋は順調に商いを育てていきます。ところが、思いがけない禍が江戸の街を、そして幸たちを襲います。
中公文庫の新刊が楽しみです。
伊東潤さんの『走狗』。
日本の警察組織を作り上げた川路利良。「西郷を殺した男」と同郷人に憎まれつつも、組織と日本という新しい国家に殉じた男の光と影、そして波乱に満ちた生涯を描きます。
富樫倫太郎さんの『北条早雲1 青雲飛翔篇』。
後に「北条早雲」と呼ばれることになる伊勢新九郎。父の任地・備中荏原郷で過ごした幼少期から、都で室町幕府の役人となり、駿河でのある役目に乗り出すまでを描きます。
高橋義夫さんの『さむらい道(上・下) 最上義光 表の合戦・奥の合戦』。
その幼少期から1600年9月の〝北の天下分け目の戦い〟までを克明に描き、名藩主として人々から慕われた、山形の太守・最上義光の実像に迫る、歴史巨篇です。
!おすすめ度
★:読みたい/入手したい
■:新装版/復刊
♪ :気になる/チェックしたい
◎:文庫書き下ろし
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