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2019年7月の新刊 下

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時代小説 文庫新刊情報

2019年7月の新刊 下(21日→月末)
更新日:2019/08/02

2019年7月21日から7月31日の間に文庫で出る時代小説の新刊情報です。
新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
新刊情報リストを見る

中公文庫から、仁木英之さんの『レギオニス 勝家の決断』が出ます。織田家の軍団長(レガトゥス・レギオニス=武将たち)の出世争いを描いた「レギオニス」シリーズの第4弾にして完結編。
織田家中で筆頭家老に上り詰める勝家と秀吉の決戦の日が近づく……。

角川文庫の新刊も注目です。

誉田龍一さんの『日本一の商人 茜屋清兵衛、危機一髪』は、ユーモア商売繁盛記シリーズの第2弾。
日の本一の商人を夢見て、つぶれる寸前の生家・茜屋を立て直しに奮闘する清兵衛。腹違いの妹のお絹と協力して、日本一の縮緬を仕入れることができるのか?

新美健さんの『炙り鮎 内藤新宿〈夜中屋〉酒肴帖』は、江戸時代に内藤新宿で一晩中営業する居酒屋〈夜中屋〉を舞台にした、新シリーズ。
ヤクザ者、同心、罪人……それを取り巻く女たち。そして店主にも暗い過去が……。

時代小説ではありませんが、角川ソフィア文庫から食指が動く一冊、『稲生物怪録(いのうもののけろく)』が出ます。

江戸時代中期、広島・三次藩の武士・稲生平太郎の屋敷に、一ヶ月にわたって連日、怪異現象が頻発。その目撃談をもとに描かれた「稲生物怪録絵巻」(堀田家本、全巻カラー)、平太郎本人が書き残したと伝わる『三次実録物語』(京極夏彦訳)、柏正甫『稲生物怪録』(東雅夫訳・註)が一冊にまとまっています。

二見時代小説文庫の新刊では、藤水名子さんの『剣客奉行 柳生久通 獅子の目覚め』が楽しみです。

将軍世嗣の剣術指南役、柳生久通は、老中松平定信から突然、北町奉行を命じられます。一刀流免許皆伝の剣客奉行が江戸の悪を討つ、新シリーズの開幕です。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい
:文庫書き下ろし

●7月23日発売 潮書房光人新社・産経NF文庫
『教科書が教えない 楠木正成』 産経新聞取材班 『教科書が教えない 楠木正成』
●7月23日発売 中央公論新社・中公文庫
『レギオニス 勝家の決断』 仁木英之 『レギオニス 勝家の決断』
●7月24日発売 KADOKAWA・角川文庫
『妖星は闇に瞬く 金椛国春秋』 篠原悠希 『妖星は闇に瞬く 金椛国春秋』
『彩雲国物語 八、光降る碧の大地』 雪乃紗衣 『彩雲国物語 八、光降る碧の大地』
『宮廷神官物語 七』 榎田ユウリ 『宮廷神官物語 七』
『おとっつあん 八丁堀赤鬼忠孝譚』 小杉健治 『おとっつあん 八丁堀赤鬼忠孝譚』
『はなの味ごよみ 夢見酒』 高田在子 『はなの味ごよみ 夢見酒』
『日本一の商人 茜屋清兵衛、危機一髪』 誉田龍一 『日本一の商人 茜屋清兵衛、危機一髪』
『炙り鮎 内藤新宿〈夜中屋〉酒肴帖』 新美健 『炙り鮎 内藤新宿〈夜中屋〉酒肴帖』
●7月24日発売 KADOKAWA・角川ソフィア文庫
『稲生物怪録』 京極夏彦・翻訳、東雅夫・編集 『稲生物怪録』
『黒髪と美の歴史』 平松隆円 『黒髪と美の歴史』
『覚えておきたい芭蕉の名句200』 松尾芭蕉・著、角川書店・編集 『覚えておきたい芭蕉の名句200』
●7月26日発売 二見書房・二見時代小説文庫
『評定所留役 秘録3 天領の夏蚕』 牧秀彦 『評定所留役 秘録3 天領の夏蚕』
『恩讐の香炉 居眠り同心 影御用30』 早見俊 『恩讐の香炉 居眠り同心 影御用30』
『剣客奉行 柳生久通 獅子の目覚め』 藤水名子 『剣客奉行 柳生久通 獅子の目覚め』
●7月29日発売 三笠書房・王様文庫
『眠れないほどおもしろい万葉集』 板野博行 『眠れないほどおもしろい万葉集』
●7月31日発売 土曜社・土曜文庫
『雨夜譚――渋沢栄一自伝』 渋沢栄一 『雨夜譚――渋沢栄一自伝』

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