時代小説 文庫新刊情報
2019年5月の新刊 中(11日→20日)
更新日:2019/05/19
2019年5月11日から5月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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だいわ文庫からは、知野みさきさんの『深川二幸堂 菓子こよみ(二)』が出ます。光太郎と孝次郎の兄弟が営む菓子屋「二幸堂」を舞台にした、江戸スイーツと人情が楽しめる、シリーズ2作目です。
ハルキ文庫の新刊では、谷津矢車さんの『某には策があり申す 島左近の野望』が刊行されます。
陣借りという形で、豊臣秀長、蒲生氏郷、そして石田三成の客将となった、島左近。天下を二分とする関ヶ原の戦いへ続く、猛将の戦ぶりを描いた戦国小説です。
光文社文庫の新刊では、岡本さとるさんの『父の海: 若鷹武芸帖』に注目。シリーズ第4弾。公儀武芸帖編纂所頭取・新宮鷹之介は、いかなる武芸者と出会うのか。
講談社文庫からも楽しみな新刊があります。
上田秀人さんの『竜は動かず 奥羽越列藩同盟顛末 上 万里波濤編/下 帰郷奔走編』は、遣米使節に加わった開明派の若き、仙台藩士玉虫左太夫を主人公に描く、もうひとつの幕末維新ドラマ。
吉川永青さんの『化け札』は、武田家滅亡後、織田、北条、上杉という大大名に囲まれながら、策謀をめぐらし、裏切りを繰り返して、天下をうかがう、戦国の「化け札(ジョーカー)」、真田昌幸を描く戦国小説。
祥伝社文庫では、伊東潤さんの『吹けよ風 呼べよ嵐』が刊行されます。上杉謙信と武田信玄が鎬を削る、戦国一の激闘、川中島合戦を新視点から描きます。
集英社文庫では、植松三十里さんの『会津の義 幕末の藩主松平容保』が楽しみです。幕末の会津藩へ思いを馳せたいと思います。
!おすすめ度
★:読みたい/入手したい
■:読んだことがある/持っている
♪ :気になる/チェックしたい
◎:文庫書き下ろし