2018年11月の新刊 中

時代小説　文庫新刊情報

2018年11月の新刊　中（11日→20日）
更新日：2018/11/21

2018年11月11日から11月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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ハルキ文庫の新刊を楽しみにしています。
鳴神響一さんの『鬼船の城塞南海の泥棒島』は、島を守る海賊衆を描いて大興奮の海洋冒険時代小説の続編です。

上田秀人さんの『日雇い浪人生活録(六) 金の裏表』は、田沼時代を舞台に、武士と商人の矜持がぶつかる注目シリーズ第六弾です。

祥伝社文庫では、今村翔吾さんの『狐花火羽州ぼろ鳶組』が出ます。江戸の火消たちに新たな試練が……。北村さゆりさんの表紙装画と帯のキャッチコピーを読んだだけで、ワクワクしてきました。

簑輪諒さんの『殿さま狸』は、阿波の狸と称された、蜂須賀家二代目、家政の破天荒な活躍を描いた戦国エンターテインメント。

門井慶喜さんの『家康、江戸を建てる』もマストリードの時代小説です。江戸のインフラづくりに命を懸けた男たちの物語です。

講談社文庫からは、吉川永青さんの『裏関ヶ原』が出ます。
黒田如水、佐竹義宣、細川幽斎、真田昌幸、最上義光ら、全国で戦った武将たちの関ヶ原を描いた連作集です。

輪渡颯介さんの『溝猫長屋　祠之怪』は、猫好き、妖好きにはたまらない一冊です。

双葉文庫の新刊にも注目しています。
千野隆司さんの『おれは一万石(7) 定信の触』。遂に老中松平定信の登場!?　高岡藩の井上正紀は定信から課せられた試練にいかに挑むのか？

佐々木裕一さんの『新・浪人若さま新見左近【一】不穏な影 (1)』。人気シリーズの新章が出版社を変えて開幕します。

誉田龍一さんの『御庭番闇日記(1)　暁に奔る』も要チェックです。
幕末に外国奉行などを務め「遣米使節」の一員としてアメリカに渡るなど活躍した、江戸の外交官・村垣範正。彼の若き日の御庭番時代の活躍を描いた新シリーズです。

！おすすめ度
★：読みたい／入手したい
■：読んだことがある／持っている
♪ ：気になる／チェックしたい
◎：文庫書き下ろし

●11月11日発売　講談社・講談社学術文庫
	『興亡の世界史インカとスペイン帝国の交錯』	網野徹哉
	『新校訂全訳注葉隠 (下)』	菅野覚明ほか著, 翻訳
	『日本水墨画全史』	小林忠
●11月13日発売　角川春樹事務所・ハルキ文庫
★	『鬼船の城塞南海の泥棒島』	鳴神響一
♪	『刹鬼たち剣客同心親子舟』	鳥羽亮
♪	『水神の棺古代豪族ミステリー和邇氏篇』	橘沙羅
★	『日雇い浪人生活録(六) 金の裏表』	上田秀人
●11月14日発売　祥伝社・祥伝社文庫
★	『狐花火羽州ぼろ鳶組』	今村翔吾
★	『殿さま狸』	簑輪諒
★	『家康、江戸を建てる』	門井慶喜
●11月15日発売　双葉社・双葉文庫
★	『おれは一万石(7) 定信の触』	千野隆司
★	『新・浪人若さま新見左近【一】不穏な影 (1)』	佐々木裕一
♪	『十返舎一九あすなろ道中事件帖(2)銀色の猫 (2)』	木村忠啓
★	『御庭番闇日記(1)　暁に奔る』	誉田龍一
●11月15日発売　講談社・講談社文庫
■	『嶽神伝死地』	長谷川卓
♪	『月夜彦』	堀川アサコ
★	『裏関ヶ原』	吉川永青
★	『溝猫長屋　祠之怪』	輪渡颯介
♪	『うちの旦那が甘ちゃんで2』	神楽坂淳
●11月16日発売　河出書房新社・KAWADE夢文庫
	『個性豊かな西南の古都を“歴史の謎解き”めぐり　九州の城下町を古地図で歩く本』	ロム・インターナショナル編集
●11月17日発売　岩波書店・岩波文庫
	『東京百年物語2 一九一〇~一九四〇』	ロバートキャンベル編集
●11月17日発売　岩波書店・岩波現代文庫
	『幕末維新変革史（下）』	宮地正人
●11月17日発売　PHP研究所・PHP文芸文庫
♪	『文蔵 2018.12』	「文蔵」編集部編集
●11月20日発売　集英社・集英社文庫
♪	『大工と掏摸質屋藤十郎隠御用七』	小杉健治
●11月20日発売　彩図社
	『教科書も間違っていた歴史常識のウソ』	常識のウソ研究会