時代小説 文庫新刊情報
2017年12月の新刊 下(21日→月末)
更新日:2018/01/20
2017年12月21日から12月31日の間に文庫で出る時代小説の新刊情報です。
新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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今年も残すところ、あと10日。楽しみな新刊があります。
角川文庫からは、葉室麟さんの『蒼天見ゆ』が刊行されます。明治になり、“仇討禁止令”の発布により、仇討ちが禁じられた中、武士の矜持を懸けて挑んだ、日本史上最後の仇討ち!
岡本さとるさんの『恋道行』は、運命的な恋に落ちた若い二人の逃避行を描いた人情時代活劇です。
野口卓さんの『波紋 手蹟指南所「薫風堂」』は、雁野直春が師匠を務める「薫風堂」を舞台にしたシリーズ第三作。直春の剣技が見られます。
なぜ日本は軍国主義に傾倒していったのか? 安部龍太郎さんの『維新の肖像』は、明治維新の闇に迫った歴史小説です。
中公文庫の新刊では、植松三十里さんの『志士の峠』が文庫化されます。公家でありながら戦場に立った、「天誅組」中山忠光の苛烈な生き様を描いています。
新潮文庫からは、あさのあつこさんの『ゆらやみ』が出ます。幕末の石見銀山を舞台に、若き女郎と銀掘りの男の愛を描いた長編。
田牧大和さんの『八万遠』も楽しみです。
上王の統べる地、八万遠。建国より千年、二人の少年が出逢います。読み出したら止まらない、エンタメ偽史ファンタジー。
!おすすめ度
★:読みたい/入手したい
◆:新装版/復刊
♪ :気になる/チェックしたい
◎:文庫書き下ろし
●12月21日発売 講談社・講談社+α文庫 | |||||
♪ | 『歴史小説の懐』 | 山室恭子 | |||
●12月21日発売 KADOKAWA・角川文庫 | |||||
★ | 『蒼天見ゆ』 | 葉室麟 | |||
♪ | 『江戸の御庭番』 | 藤井邦夫 | |||
★ | 『恋道行』 | 岡本さとる | |||
★ | 『波紋 手蹟指南所「薫風堂」』 | 野口卓 | |||
♪ | 『ポーツマスの贋作』 | 井上尚登 | |||
★ | 『維新の肖像』 | 安部龍太郎 | |||
『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』 | 門井慶喜 | ||||
●12月21日発売 KADOKAWA・角川ソフィア文庫 | |||||
『雨月物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』 | 上田秋成 | ||||
『室町幕府崩壊』 | 森茂暁 | ||||
●12月22日発売 中央公論新社・中公文庫 | |||||
■ | 『新装版 – 旗本始末 – 闕所物奉行 裏帳合(四)』 | 上田秀人 | |||
『曠野の花 – 新編・石光真清の手記(二)義和団事件』 | 石光真清 | ||||
『背教者ユリアヌス(一)』 | 辻邦生 | ||||
★ | 『志士の峠』 | 植松三十里 | |||
『妻たちの二・二六事件 – 新装版』 | 澤地久枝 | ||||
●12月25日発売 新潮社・新潮文庫 | |||||
♪ | 『故郷はなきや: 新・古着屋総兵衛 第十五巻』 | 佐伯泰英 | |||
★ | 『ゆらやみ』 | あさのあつこ | |||
★ | 『八万遠』 | 田牧大和 | |||
♪ | 『英傑: 西郷隆盛アンソロジー』 | 池波正太郎ほか | |||
『西郷隆盛はどう語られてきたか』 | 原口泉 | ||||
●12月25日発売 角川春樹事務所・ハルキ文庫 | |||||
♪ | 『特命見廻り 西郷隆盛』 | 和田はつ子 | |||
●12月28日発売 三笠書房・王様文庫 | |||||
『世界史ミステリー: 歴史は、つねに「嘘」をつく』 | 博学面白倶楽部 |