時代小説 文庫新刊情報
2017年10月の新刊 中(11日→20日)
更新日:2017/10/20
2017年10月11日から10月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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双葉文庫の新刊では、千野隆司さんの『塩の道-おれは一万石(2)』が出ます。
ぎりぎり一万石の大名家、下総高岡藩に婿として入った十七歳の若者竹腰正紀が活躍する、第2弾です。
芝村凉也さんの『雷火一閃 御家人無頼 蹴飛ばし左門(9)』と、誉田龍一さんの『泣き虫先生、棒手振りになる 手習い所 純情控帳(3)』も押さえておきたい新作です。
光文社文庫より、知野みさきさんの『雪華燃ゆ: 上絵師 律の似面絵帖』が刊行されます。
新たな展開に期待しつつ、ワクワク。
祥伝社文庫では、岡本さとるさんの『二度の別れ 取次屋栄三18』と、経塚丸雄さんの『すっからかん 落ちぶれ若様奮闘紀』、西條奈加さんの『六花落々』に食指が動きます。
『六花落々』は、雪の結晶を研究する、下総古河藩の下士を主人公とする時代小説。世子土井利位や重臣鷹見忠常(泉石)も登場します。
ハルキ文庫からは、平谷美樹さんの『雀と五位鷺推当帖』と橘沙羅さんの『新聞売りコタツ 横浜特ダネ帖』がとても気になります。
前者は、見習い遊女の雀が先輩の五位鷺とともに謎を解き明かしてゆきます。
後者は、『横濱つんてんらいら』で第八回角川春樹小説賞受賞した著者の新作です。
講談社文庫では、信長をテーマにした作品が2編。花村萬月さんの『信長私記』と富樫倫太郎さんの『信長の二十四時間』。
林真理子さんの『正妻 慶喜と美賀子(上)(下)』は、2018年大河ドラマ「西郷どん!」の原作者でもある著者が描く、最後の将軍、徳川慶喜。
仁木英之さんの『まほろばの王たち』は、大化の改新後を舞台にした冒険ファンタジーです。
集英社文庫からは、天野純希さんの『信長 暁の魔王』と、北方謙三さんの『岳飛伝 12 瓢風の章』が出ます。
財布はぺったんこになりますが、何から読もうか迷いが膨らむ、楽しみが尽きない読書の秋になりそうです。
!おすすめ度
★:読みたい/入手したい
■:読んだことがある/持っている
♪ :気になる/チェックしたい
◎:文庫書き下ろし