2017年9月の新刊 上

時代小説　文庫新刊情報

2017年9月の新刊　上（1日→10日）

更新日：2017/09/22

2017年9月1日から9月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
→新刊情報リストを見る

『京の縁結び　縁見屋の娘』（第15回『このミステリーがすごい!大賞』）でデビューし注目される、三好昌子さん。その最新刊、『京の絵草紙屋満天堂空蝉の夢』が宝島社文庫から出ます。

徳間文庫の新刊も大注目です。
武内涼さんの『無間如来　妖草師』が刊行されます。人気伝奇シリーズ第4巻で、妖草師・庭田重奈雄の新たな活躍にワクワクします。
朝井まかてさんの『御松茸騒動』も文庫化。幕府への貴重な献上品である松茸。「御松茸同心」を拝命した尾張藩士の奮闘ぶりと騒動が楽しみです。

PHP文芸文庫からは、田牧大和さんの『鯖猫(さばねこ)長屋ふしぎ草紙(三)』が刊行。長屋を牛耳る、美猫サバから目が離せません。

植松三十里さんの『千の命』は読んでおきたい作品の一つ。
出産が命がけだった江戸時代、死産の際に、苦しむ産婦を楽にし、母体を救う「回生術」をあみだした賀川玄悦の生涯を描いています。

山本一力さんの『つばき』が光文社文庫から出ます。一膳飯屋を舞台にした人情小説『だいこん』の続編です。

PHP文芸文庫からは、田牧大和さんの『鯖猫(さばねこ)長屋ふしぎ草紙(三)』が刊行。長屋を牛耳る、美猫サバから目が離せません。
伊東潤さんの『武士の碑(いしぶみ)』も必読です。西郷隆盛が最も頼りにした男村田新八。その生涯を活写した力作。

！おすすめ度
★：読みたい／入手したい
■：新装版／復刊
♪ ：気になる／チェックしたい
◎：文庫書き下ろし

●9月1日発売　文芸社・文芸社セレクション
	『花魁玉菊』	栞
●9月2日発売　日本経済新聞出版社・日経ビジネス人文庫
♪	『西郷(せご)どんの真実』	安藤優一郎
●9月2日発売　PHP研究所・PHP文庫
	『「江戸大名」失敗の研究政治力の差が明暗を分けた』	瀧澤中
■	『新装版島左近石田三成を支えた義将』	佐竹申伍
	『「国境」で読み解く世界史の謎』	武光誠
●9月5日発売　文藝春秋・文春文庫
★	『奏者番陰記録遠謀』	上田秀人
■	『冬日淡々酔いどれ小籐次(十四)決定版』	佐伯泰英
♪	『耳袋秘帖紀尾井坂版元殺人事件』	風野真知雄
■	『決定版鬼平犯科帳 (18)』	池波正太郎
■	『決定版鬼平犯科帳 (19)』	池波正太郎
♪	『八丁堀「鬼彦組」激闘篇暗闘七人』	鳥羽亮
■	『古今盛衰抄』	田辺聖子
	『藤沢周平句集』	藤沢周平
■	『高丘親王航海記』	澁澤龍彦
●9月5日発売　徳間書店・徳間文庫
★	『無間如来　妖草師』	武内涼
♪	『修羅　将軍の影法師葵慎之助』	麻倉一矢
★	『御松茸騒動』	朝井まかて
●9月6日発売　宝島社・宝島社文庫
★	『京の絵草紙屋満天堂空蝉の夢』	三好昌子
●9月6日発売　筑摩書房・ちくま学芸文庫
	『中国史談集』	澤田瑞穂
	『日本社会再考　海からみた列島文化』	網野善彦
●9月6日発売　小学館・小学館文庫
★	『千の命』	植松三十里
●9月7日発売　朝日新聞出版・朝日文庫
	『漱石ゴシップ完全版』	長尾剛
●9月7日発売　コスミック出版・コスミック・時代文庫
♪	『聖剣裁き　浅草三十八文見世裏帳簿』	倉阪鬼一郎
	『無敵の殿様　老中謀殺』	早見俊
●9月8日発売　光文社・光文社文庫
♪	『関の孫六　御刀番左京之介(八)』	藤井邦夫
♪	『野心あらためず　日高見国伝』	後藤竜二
★	『つばき』	山本一力
■	『寒梅　隅田川御用帳(十七)』	藤原緋沙子
●9月9日発売　PHP研究所・PHP文芸文庫
★	『鯖猫(さばねこ)長屋ふしぎ草紙(三)』	田牧大和
★	『武士の碑(いしぶみ)』	伊東潤