時代小説 文庫新刊情報
2017年1月の新刊 中(11日→20日)
更新日:2017/01/14
2017年1月11日から1月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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光文社文庫から刊行される、知野みさきさんの『舞う百日紅 上絵師 律の似面絵帖』は、布に家紋や絵を描く上絵師(うわえし)として独り立ちを目指すヒロインの活躍を描く、待望のシリーズ第2弾。
祥伝社文庫からは犬飼六岐さんの『騙し絵』が文庫化されます。訳アリの父子と貧乏長屋の住人たちが繰り広げる人情物語です。
ハルキ文庫では、坂井希久子さんの『ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや』を楽しみにしています。美人女将の作る素朴ながらも丁寧で美味しそうな料理と人情にほっこりさせられるシリーズ2作目です。
講談社文庫から、芝村凉也さんの『素浪人半四郎百鬼夜行(拾遺) 追憶の翰』が出ます。大河伝奇時代シリーズも最終巻。前巻で浅間山で身を挺して戦った半四郎、聊異斎、捨吉の生死が気になります。
長谷川卓さんの『嶽神伝 鬼哭』上・下にも注目。出奔し山の者の許へ身を寄せた長尾景虎の命を守るべく、無坂らは武田や風魔忍びとの死闘に身を投ずる、シリーズ第3作。
風野真知雄さんの『隠密 味見方同心(七) 絵巻寿司』は大人気の食捕物帖。兄の死の真相に近づけるか、魚之進。
北方謙三さんの『岳飛伝 3 嘶鳴の章』が集英社文庫から文庫化。タイトルは口扁に「斯」に「鳴」で、「しめい」と読みます。
中得一美(なかえひとみ)さんの『嫁の心得』の文庫化も注目しています(単行本は2013年9月に泰文堂・リンダブックスから刊行)。第1回日本エンタメ小説大賞受賞作。農家から下級武士に嫁いだ六尺を超える大女が、夫が城下で討たれてしまい、義父と敵討ちの旅に出ることに。
!おすすめ度
★:読みたい/入手したい
■:読んだことがある/持っている
♪ :気になる/チェックしたい
◎:文庫書き下ろし