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時代小説

ブックガイド

奥方様は猫!? ファンタスティックな大江戸にゃんこ小説

白泉社より刊行された、あさのあつこさんの時代小説、『にゃん! 鈴江藩江戸屋敷見聞帳』を紹介します。 本書は、2014年11月刊の白泉社招き猫文庫『てのひら猫語り』所収の「鈴江藩江戸屋敷見聞帳 にゃん!」および「WEB招き猫文庫」の2015年...
お悔やみ

長州人を描いた歴史小説の名手、直木賞作家古川薫さん、死去

直木賞作家で長州藩を舞台にした歴史小説で活躍された作家の古川薫(ふるかわかおる)さんが、5月5日に頭部血管肉腫のため死去されました。享年92歳。 古川さんは、1925年、下関市生まれ。山口大を卒業し、中学教員、山口新聞社を経て、1965年に...
新刊情報

「2018年5月の新刊 上」をアップ

2018年5月1日から5月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2018年5月の新刊 上」を掲載しました。 今回注目しているのは、徳間文庫の新刊です。 澤田瞳子(さわだとうこ)さんの『師走の扶持: 京都鷹ヶ峰御薬園日録』が...
新刊情報

菩提寺改築!分家の意地のため、世子は金策に奔る

千野隆司(ちのたかし)さんの文庫書き下ろし時代小説、『おれは一万石 麦の滴(むぎのしずく)』が双葉文庫より刊行されました。 美濃今尾藩竹腰家から婿養子として、下総高岡藩一万石井上家の世子となった正紀が窮乏にあえぐ藩を立て直すべく奔走する、痛...
ブックガイド

外国との技術戦争に挑んだ、佐賀藩主鍋島直正を描く

植松三十里さんの長編歴史小説、『かちがらす 幕末を読みきった男』(小学館刊)を紹介します。 歴史的に評価の低い人物を取り上げて、その生涯を鮮やかに描き出す作品が多い著者が今回取り上げたのが、幕末に肥前佐賀藩を率いた佐賀藩主・鍋島直正(隠居後...