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時代小説

文学賞

時代小説ファンへのクリスマスプレゼント

すぐれた歴史・時代小説に与えられる第11回中山義秀文学賞(中山義秀顕彰会主催)を安部龍太郎さんが『天馬、翔ける(上・下)』(新潮社)で受賞した。受賞作は、今年のNHK大河ドラマでも話題になった源義経と兄頼朝を描いた歴史小説。この賞は、歴史小...
ブックガイド

こんなのがほしかった!平成時代小説

『読んで悔いなし!平成時代小説』(辰巳書房)を入手した。文芸評論家の縄田一男さんと「時代劇マガジン」編集部が編集したムックだ。「平成」の17年間に発行された時代小説にこだわったという視点が何よりもいい。その理由の一つを「はじめに」で以下のよ...
中国

富貴花と累卵の戯

森福都さんの『長安牡丹花異聞 (文春文庫)』を読み終える。 唐の都・長安に住む、利発な少年黄良は病の母のために、夜に輝く牡丹を発明する。唐代、花といえば富貴花、すなわち牡丹のことを指し、一株の牡丹に数万銭を費やすものもいた。混血の偉丈夫崔融...
お知らせ

1冊まるごと時代小説

朝刊に『小説現代』8月号の広告が載っていた。時代小説の大特集で、浅田次郎さん、宇江佐真理さん、佐藤雅美さん、北原亞以子さん、山本一力さんら、人気の時代小説作家の作品から、岩井三四二さん、山本兼一さん、犬飼六岐さんら新進気鋭の時代小説も押さえ...
作家

池波正太郎真田太平記館を訪れて

この夏の終わりに、信州上田と松代(まつしろ)を訪ねた。いずれも真田家ゆかりの場所である。旅のきっかけは、5月に観た「池波正太郎の世界展」(世田谷文学館、2004年4月24日~6月13日開催)だ。久々に池波ワールドを満喫した後、ここはやはり池...