武家 越前大野藩を舞台にした青春時代小説 浅黄斑(あさぎまだら)さんの『山峡の城 無茶の勘兵衛日月録』を読んだ。浅黄さんは、『雨中の客』で第14回推理小説新人賞を受賞してデビューし、『死んだ息子の定期券』ほかで第4回日本文芸家クラブ大賞を受賞された、ミステリー小説での活躍で知られる... 2020.01.04 武家江戸青春
捕物 鎌倉河岸の若者群像 佐伯泰英さんの「鎌倉河岸捕物控」シリーズの第9弾『道場破り』を読み始めた。江戸城御曲輪内と堀を挟んで向かい側の鎌倉河岸の老舗の酒問屋豊島屋に集う若者たち(政次、亮吉、彦四郎、しほ)の青春を描く連作形式の捕物時代小説。 豊島屋は、「山なれば富... 2020.01.15 捕物江戸青春
武家 ビルドゥングスロマンと時代小説 宮本昌孝さんの『夏雲あがれ』上下巻を読了する。読書中はハラハラわくわくで、読後の清爽感がバツグン。青春時代小説の醍醐味が満喫できる作品。 江戸時代後期、東海地方のとある小藩で、今まさに別れをつげようとする仲良し三人組。馬廻組百二十石の曽根仙... 武家江戸青春
武家 無外流の剣士と坐業 今、宮本昌孝さんの『夏雲あがれ』を読んでいる。東海の小藩で青春を送る三人の青年武士(新吾・太郎左・仙之助)が藩の存亡を賭けて巨悪と戦う時代小説。三人とも直心影流を学んでいるが、物語の中で無外流の剣士が登場し興味深い。 「昨日、安富さまに居合... 武家江戸青春
武家 青春時代小説の名手・宮本昌孝 宮本昌孝さんの作品というと、足利第13代将軍義輝の半生を描いた『剣豪将軍義輝〈上〉鳳雛ノ太刀 (徳間文庫)』『剣豪将軍義輝〈中〉孤雲ノ太刀 (徳間文庫)』『剣豪将軍義輝〈下〉流星ノ太刀 (徳間文庫)』が、剣豪小説としても戦国時代小説としても... 2020.02.11 武家江戸青春