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玄冶店って路地の名なんだ

宇江佐真理さんの『玄冶店の女(げんやだなのおんな)』を読んだ。 玄冶店の女 (幻冬舎文庫) 作者: 宇江佐真理 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2007/08/01 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログ (11件)...
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品川を舞台にした気品ある時代小説

今井絵美子さんの『さくら舞う 立場茶屋おりき』を読み始めた。今井さんは、『鷺の墓』『雀のお宿』など、瀬戸内の小藩を舞台にした連作時代小説で注目される気鋭の作家である。今回は舞台を江戸・品川宿門前町に移し、主人公は立場茶屋(たてばぢゃや)おり...
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ほおずきの根は子堕ろしの薬

諸田玲子さんの『恋ほおずき』を読み終えた。一つ誤解をしていた。主人公の江与は中條流の女医者だが、この場合の女医者は女医の意味ではなく、女のための医者(つまり婦人科医)のことだった。 江与は、子堕ろしを取り締まる同心津田清之助に対して、 「御...
医療

恋に効く、女医者が活躍する時代小説

引き続き、諸田玲子さんの『恋ほおずき』を読んでいる。主人公の江与は、女性ならではの痛みや苦しみを癒してくれる若き女医者。自身も切ない過去(物語の中で次第に明らかになっていく)を抱えた末に選んだ道。使命感をもちながらも、子堕ろし(生まれくるは...
医療

江戸の産婦人科・中條流の女医者

諸田玲子さんの『恋ほおずき』を読み始めた。主人公の江与(えよ)は、浅草田原町で「中條流婦人療治」と染め抜いた長のれんを出す女医者。 恋ほおずき (中公文庫) 作者: 諸田玲子 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2006/07/25...