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捕物

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鬼勘犯科帳―初代火盗改・中山勘解由(1)

慶長年間に創業し、その白酒は江戸時代から庶民に親しまれ、「山なれば富士、白酒なれば豊島屋」と詠われて、江戸時代からの伝統を守ってきた老舗の豊島屋本店。日ごろより大変お世話になっている豊島屋本店の常務の吉村俊之さんから、面白い時代小説を紹介し...
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髭麻呂 王朝捕物控え(3)

諸田玲子さんの『髭麻呂 王朝捕物控え (集英社文庫)』を読み終える。主人公の髭麻呂こと藤原資麻呂(ふじわらのすけまろ)は、検非違使庁(けびいしちょう)に勤める看督長(かどのおさ)という下位の官人、今でいう警察の刑事といったところ。 血を見た...
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髭麻呂 王朝捕物控え(2)

『髭麻呂 王朝捕物控え (集英社文庫)』を読みながら考えた。時代小説で平安時代を取り上げた作品は少ない。夢枕獏さんの『陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)』や平岩弓枝さんの『平安妖異伝 (新潮文庫)』などの怪異ものか、『源氏物語』にモチーフ...
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髭麻呂 王朝捕物控え(1)

最近お気に入りの時代小説家諸田玲子さんの最新文庫『髭麻呂 王朝捕物控え (集英社文庫)』を入手する。諸田さんというと毎回いろいろな新しい題材に取り組む引き出しの多い人であり、今回はどんな趣向があるのか、とても楽しみだ。 帯には「謎の盗賊“蹴...
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青色の捕り縄

宇江佐真理さんの『斬られ権佐 (集英社文庫)』を読んでいたら、興味深い記述があった。 … 権佐も父親の次郎左衛門と同じ仕立て屋である。だが、仕事の傍ら、南町奉行所与力、菊井数馬の小者を務めるという裏の仕事も引き受けていた。 嫁の実家にいる権...