伝奇 剣豪小説の醍醐味 荒崎一海さんの『闇を斬る 刺客変幻』を、一気に読了。今回は前作以上にエンターテインメント度がアップし、スケール感がある。 剣の遣い手である北町奉行所の隠密廻り同心が、薩摩藩蔵屋敷近くで殺されているのが見つかった。帯には、「黒子」と書かれた紙... 2020.01.12 伝奇剣豪江戸
伝奇 「闇を斬る」の続編 「秘太刀 馬の骨」を三回目にして初めてリアルタイムに見た。それまでは帰宅が遅くなり録画だった。今週は、内野聖陽さん扮する神道無念流の主人公・石橋銀次郎と、不伝流の矢野道場の長老内藤半左衛門(本田博太郎)、「籠手打ち名人」長坂権平(尾美としの... 伝奇剣豪江戸
伝奇 勘定奉行と紀伊国屋文左衛門 『破斬―勘定吟味役異聞 (光文社時代小説文庫)』は文句なしに面白かった。サブタイトルの勘定吟味役とは、天和二年(1682)、幕府の緊迫した財政に頭を痛めた五代将軍綱吉が創設したもので、勘定奉行所における目付のようなもの。出納を監査し、恣意あ... 伝奇剣豪武家江戸
剣豪 小判改鋳と一放流剣術 『竜門の衛 (徳間文庫)』以降、幕府内の権力闘争を題材にした伝奇小説を次々と発表している上田秀人さん。彼の作品はいずれも読み出したら止められない、ノンストップエンターテインメント時代小説ばかり。最新文庫の『破斬―勘定吟味役異聞 (光文社時代... 2020.01.22 剣豪武家江戸痛快
剣豪 刺客は小説の中だけで 佐伯泰英さんの「酔いどれ小籐次留書」シリーズの最新刊『一首千両 (幻冬舎文庫―酔いどれ小籐次留書)』を入手する。多くの人気時代小説シリーズをもつ、佐伯さんの中で、もっともオリジナリティのある主人公が登場し、第一作での鮮烈でスケールの大きな活... 剣豪江戸痛快