2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

武家

ユーモア

大名倒産を企む父と、経営再建を目指す子、対決の行方は?

『大名倒産 上・下』浅田次郎さんの長編時代小説、『大名倒産 上』、『大名倒産 下』(文藝春秋)(文藝春秋)を紹介します。本書は、財政破綻した前途多難な大名家を継いだ若殿の奮闘を描く、涙と笑いのエンターテインメント時代小説です。隠居の父が企む...
人物

幕臣三浦按針となった、ウィリアム・アダムスの波瀾の生涯

『按針』仁志耕一郎(にしこういちろう)さんの文庫書き下ろし長編小説、『按針(あんじん)』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)を紹介します。江戸時代というと、鎖国のイメージが強くありますが、江戸幕府開府の頃は鎖国政策はとられておらず、徳川家康は広く世...
ユーモア

旗本屋敷も大名屋敷も立入り御免、悪事を見つけて成敗!

『新地奉行 太田太田太』山田剛(やまだたけし)さんの文庫書き下ろし時代小説、『新地奉行 太田太田太(しんちぶぎょう おおたたでんた)』(コスミック・時代文庫)を紹介します。本書は、明朗快活なヒーローが活躍するコスミック・時代文庫の一冊らしく...
伝奇

生類憐みの令で最強の犬侍、改易に揺れる播州赤穂に見参

『北前船用心棒 赤穂ノ湊 犬侍見参』赤神諒(あかがみりょう)さんの文庫書き下ろし時代小説、『北前船用心棒 赤穂ノ湊 犬侍見参』(小学館文庫)を入手しました。著者は、2017年、「丹生島城の聖将」(単行本時のタイトル『大友の聖将(ヘラクレス)...
戦国

家康、飛躍の敗戦、三方ヶ原合戦で徳川軍団はいかに戦ったか

佐々木功(ささきこう)さんの文庫書き下ろし長編小説、『家康の猛き者たち 三方ヶ原合戦録』(ハルキ文庫)を紹介します。本書は、徳川家康軍が戦国最強と謳われた武田軍と迎え撃った三方ヶ原の戦いに焦点を当てて描いた長篇歴史時代小説です。司馬遼太郎さ...