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大黒党と幸徳井家系の陰陽師

陰陽師というと、安倍晴明を家祖とする土御門家が有名だが、澤田ふじ子さんの『鴉婆 土御門家・陰陽事件簿』を読むと、大黒党(だいこくとう)と幸徳井(こうとくい)系の陰陽師たちもいたことがわかる。 大黒党は、室町時代中期、相国寺北畠散所に集住して...
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陰陽師・坂崎出羽守

唇が数日前から腫れて引きつるような痛みがあり、病院に行った。医師は、患部をルーペで見て「ヘルペスですね」とあっさり言った。自分の唇ながらちょっと気味が悪い感じ。やだなあ。 荒山徹さんの『十兵衛両断』を読んでいる。柳生家を軸にした連作形式の短...
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加賀藩筆頭家老本多政重の謎

上田秀人さんの『蜻蛉剣』に、加賀藩前田家筆頭家老本多政重の話が出てくる。徳川家康の謀臣本多佐渡守正信の四男で、宇都宮城吊り天井事件で失脚した本多正純の弟。 秀忠の寵臣岡部荘八を殺害後、徳川家を逐電し、正木左兵衛と名乗って宇喜多秀家、福島正則...
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田沼意次vs.将軍家見聞役三田村元八郎

歴史上の人物で好きな人は?と聞かれると、田沼意次と答えることが多い。毀誉褒貶が著しいことと、栄光と挫折が人生の中に見られること、当時としては画期的なマクロ的なものの見方などから、評価している。 それだけに、時代小説において、ヒーローとして描...
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宝蔵院一刀流の遣い手

宝蔵院一刀流の遣い手・三田村元八郎が活躍する、シリーズ第六弾『蜻蛉剣(かげろうけん)』を入手。九代将軍家重→側用人大岡忠光の命で将軍家見聞役を務め、幕府の危機を救うスケール感大きなエンターテインメント時代小説。第一作『竜門の衛』以来、チャン...