伝奇 白魚漁と佃島漁師 荒崎一海さんの『闇を斬る 四神跳梁』を読んでいたら、白魚漁(しらうおりょう)を描写したシーンが出てきた。 薙刀の稽古を終えた雪江に、真九郎は、このまま風が吹かぬようなら、あとで白魚漁を見にいこうと誘った。 雪江が、瞳をかがやかせてほほえんだ... 2019.11.11 伝奇剣豪江戸
伝奇 「闇を斬る」シリーズ第3弾にワクワク 直心影流の遣い手、鷹森真九郎が活躍する「闇を斬る」シリーズの第3弾『四神跳梁(ししんちょうりょう)』を入手。新進の時代小説作家、荒崎一海(あらさきかずみ)さんによる、このシリーズの魅力は読み味の良さ。初期の佐伯泰英さんの時代小説に通じるもの... 2020.03.15 伝奇剣豪江戸
伝奇 蘭奢待を切り取りし者は? 1月15日の朝日新聞の朝刊に、奈良・東大寺にある正倉院所蔵の伝説的香木「蘭奢待(らんじゃたい)」に38カ所の切り取り跡があることが、大阪大学の米田該典・助教授(薬史学)の調査で明らかになった、という記事が載っていた。「蘭奢待」の正式名は「黄... 2019.10.17 伝奇戦国
伝奇 信濃一傳流の奥義と北辰一刀流 朝日新聞の土曜版beのインタビューに、『信長の棺』で一躍注目される作家の加藤廣さんが登場された。作品発表までのことが語られていて興味深いものだった。自身は信長よりも秀吉のほうが好きで、次回作はその秀吉を描いたものということで、期待できそう。... 伝奇幕末維新痛快
伝奇 交代寄合伊那衆、座光寺為清 買いためていた本の中から、迷った末に佐伯泰英さんの『雷鳴』から読み進めることにした。講談社文庫でスタートした、「交代寄合伊那衆異聞」シリーズの第2弾である。ファンにはよく知られていることだが、佐伯さんは「密命」「居眠り磐音江戸双紙」「吉原裏... 2020.02.01 伝奇幕末維新痛快