2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

街道・旅

江戸

上州で思い出される時代小説

この週末、実家の行事で越後湯沢に行った。越後湯沢に行ったの二度目だが、今回は初めて東京から車で出かけた。関越自動車道を行ったわけだが、パーキングエリアでもらったガイドを見ても、史跡は記載されておらず、素通りすることになった。道々、群馬(=上...
戦国

木曾の桟と石川貞清

『時代小説 読切御免第四巻』に、火坂雅志さんの「命、一千枚」が収録されていた。この短篇小説は、天正十八年に信州木曾谷が豊臣家の直轄地になったところから始まる。木曾の美林に目をつけた秀吉が、領主の木曾義昌を下総国網戸に移し、代わりに自らの息の...
捕物

道中ものと女難剣難

平岩弓枝さんの『はやぶさ新八御用旅 二 中仙道六十九次』を読み終えた。主人公の南町奉行所内与力の隼新八郎は、絵に描いたような美丈夫(好い男)のせいか、とにかくもてる。本編の「御用帳」シリーズでは、妻の郁江、お奉行付きの女中お鯉、湯島の踊りの...
ブックガイド

箱根で時代小説を

週末、家族と箱根へ出かけた。赤や黄に色づき始めた山が美しく、秋の風情を満喫できた。今回は初めて箱根神社を訪れる。芦ノ湖に鳥居を浮かべるこの神社は、奈良時代末期に創建され、源頼朝や北条早雲・氏綱、徳川家康らの寄進を集めた名社で、なかなか風情が...
ミステリー

薩埵峠と広重の絵

引き続き、『火裂の剣―助太刀人半次郎 (時代小説文庫)』を読んでいる。物語も佳境に入り、ページを繰るのがもどかしくなってきた。二千石取りの旗本高坂家の隠居新右衛門が異国の刀で何者かに刺し殺された。天流(破天一刀流)の遣い手で浪人の秋月半次郎...