2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

ジャンル

伝奇

キリシタン騒動に巻き込まれる旗本与一郎

羽太雄平(はたゆうへい)さんの『転び坂 旗本与一郎』を読みました。『峠越え』、『新任家老 与一郎』(『されど道なかば』を改題)、『家老脱藩 与一郎、江戸を行く』に続く、「与一郎」シリーズの第4弾です。家老の嫡男が若くして家老になり、さらに脱...
剣豪

土井利勝の妄執を両断する、斬馬刀

上田秀人(うえだひでと)さんの『破矛(はぼう)』を読みました。信州松代藩真田家で、斬馬刀を預けられ、本陣に突っ込んでくる敵の騎馬武者を迎え撃つ斬馬衆を務める仁旗伊織が活躍するシリーズ第2弾。斬馬刀は刃渡り七尺(約2.1メートル)、柄までの全...
ドラマ

ドラマ化され、ますます快調な「鎌倉河岸捕物控」

佐伯泰英さんの『八丁堀の火事』を読みました。「鎌倉河岸捕物控」シリーズの第16作目です。幼なじみの秋乃の死を乗り越えるために禅修行に行っていた彦四郎が戻り、入れ替わりで亮吉が探索のため吉原に居残りをすることになります。喜び勇んで吉原に行った...
捕物

大火が変えた人生模様を描く捕物小説

北原亞以子さんの『消えた人達』を読みました。十手持ちで鰻屋の若旦那の爽太が活躍する捕物シリーズ「爽太捕物帖」の第2弾ですが、1作目の『昨日の恋』を読んでいなくても楽しめる作品になっています。この本の読書録は「ほぼ日刊時代小説」に移しました。...
捕物

大火が変えた人生模様を描く捕物小説

北原亞以子さんの『消えた人達』を読みました。十手持ちで鰻屋の若旦那の爽太が活躍する捕物シリーズ「爽太捕物帖」の第2弾ですが、1作目の『昨日の恋』を読んでいなくても楽しめる作品になっています。昨日の恋―爽太捕物帖 (文春文庫)作者: 北原亞以...