2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

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武家

未曾有の大災害を乗り越えよう

東北地方太平洋沖地震と、それにともなって発生した原発事故、日本を未曾有の大災害が襲っている。地震大国に生きるわれわれにとって乗り越えなければならない試練である。こうした非常事態だからこそ、人間として本性が問われる局面である。海外メディアは、...
武家

安部龍太郎さん版「葉隠」が楽しみ

安部龍太郎さんの『葉隠物語』(H&I刊)を読み始めた。「葉隠」というと、隆慶一郎さんの『死ぬことと見つけたり』という大傑作が思い出される。病床の隆慶一郎が最後に会いたがった作家という伝説をもつ、安部さんが『葉隠』を書かれたということで、大変...
捕物

山内美樹さんの新作が2月7日に発売

「鍵屋お仙見立て絵解き」シリーズの作者の山内美樹子さんから、新刊案内をいただいた。『お仙探索手帖 鐘の音』が2月7日に静山社文庫から文庫書き下ろしとして発売されるとのこと。 お仙探索手帖 鐘の音 (静山社文庫)作者: 山内美樹出版社/メーカ...
痛快

文春文庫期待の新人時代小説家、登場

文春文庫が自信を持って送り出す大型新人、八木忠純(やぎただすみ)さんの『喬四郎 孤剣ノ望郷 蜘蛛の巣店(きょうしろうこけんのぼうきょう くものすだな)』を読んだ。蜘蛛の巣店―喬四郎 孤剣ノ望郷 (文春文庫)作者: 八木忠純出版社/メーカー:...
人物

江戸の最先端科学者、渋川春海の半生を描く

冲方丁さんの『天地明察』を読んでいる。碁打ちで算術家の安井算哲こと渋川春海のことは、この本を読むまでほとんど知らなかった。彼が取り組んだ改暦についても何も知らなかった。 改暦の儀。 貞享元年三月三日の今日。ついに帝は、かねてから誤謬明らかな...