医療

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漱石・鴎外・乃木大将…、傑作医術時代小説集

篠田達明さんの『にわか産婆・漱石』は、新人物往来社からの単行本の初版が1984年、文春文庫版が1989年というから20年前になる。医術時代小説5編を収録した短編集は、以前から気になっていて読みたいと思っていた。にわか産婆・漱石 (新人物文庫...
ミステリー

新キャラクター入れ歯師登場

和田はつ子さんの『すみれ便り』を読んだ。江戸の歯医者さん、口中医の藤屋桂助が治療に推理に大活躍する「口中医桂助事件帖」シリーズの第5弾である。桂助を房楊枝職人の鋼次と医師の娘・志保が助ける三人のチームワークが心温かくなるシリーズに、新しいキ...
ミステリー

江戸期の歯科事情がわかる時代小説

和田はつ子さんの『葉桜慕情』を読む。〈いしゃ・は・くち〉を営む口中医藤屋桂助を主人公とする捕物シリーズの第四弾である。口中医桂助事件帖 葉桜慕情〔小学館文庫〕作者: 和田はつ子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/10/06メディア...
ミステリー

歯はきれいにしなきゃ

和田はつ子さんの『葉桜慕情』を読み始めた。〈いしゃ・は・くち〉を開業している藤屋桂助が見事な推理を披露して難事件を解決する「口中医桂助事件帖」シリーズの第4弾である。口中医桂助事件帖 葉桜慕情〔小学館文庫〕作者: 和田はつ子出版社/メーカー...
医療

ほおずきの根は子堕ろしの薬

諸田玲子さんの『恋ほおずき』を読み終えた。一つ誤解をしていた。主人公の江与は中條流の女医者だが、この場合の女医者は女医の意味ではなく、女のための医者(つまり婦人科医)のことだった。江与は、子堕ろしを取り締まる同心津田清之助に対して、「御法度...